・ ページ15
それからほぼ休む暇なくすぐ海外での合宿に入った。
今回は西田と同室で、
お互いのベッドに寝そべって携帯をいじりつつくだらない話をしていたら
「祐希さん、真面目な話してもいい？」
「改まってなに！？」
「俺さ、A姉の相手、ホントに祐希さんで良かったと思ってる。」
「あ、ありがと。」
「実は、前にさ、A姉が年上のキチッとした感じの男の人と二人で歩いてるの見てさ。何かね、そのときのA姉の雰囲気が好きじゃなくて…。俺の知ってるA姉じゃない気がして…。声かけられなくて…」
「……。」
「ずっと気になってて、心配してたんだ…。」
「そっか。」
「でも、祐希さんと一緒にいるA姉はさ、よく笑うし、楽しそうで…。俺、昔からA姉の笑った顔好きなんだよね。」
「…うん。」
「だから、A姉のこと泣かせないでね。」
「おぅ…。」
「……そういえばさ、A姉と最後にシたのいつ？」
「…え？なにを？」
「何を？って…あ〜、でもこないだご飯食べたときお持ち帰りしてたよね…。」
「いや、こないだはAちゃん酔っててそれどころじゃないし…。…て、おい！さっきまでの良い話どこいった？笑」
「だって、ふと、気になったんだもん。祐希さんちょっと前までイタリアじゃん！んで、日本来て、たいした時間なく合宿でしょ？…どうやって愛育むの？笑」
「愛育むって。笑」
「結構真面目よ！だって、今後俺彼女できたときとかどうやって時間作るの？」
「そゆこと？……合宿時期入ってからはない。W杯終わったらすぐそのままイタリアだし…考えてなかった。大丈夫かな？俺？」
「…。A姉も我慢しててえらいね。…てか、実はまだシてないとか？？」
「…それはない…。」
「いつ？どこで？」
「そんなの言うわけないじゃん！」
「え〜、気になる！…A姉チビだからな、抱くと潰れそう。笑」
「おい！想像するなよ！…でもマジで、壊しそうでこわい…。」
「A姉、チビのわりにそれなりにスタイル良いしなぁ〜。」
「だから想像すんな！」
「想像するくらい良いじゃん。ケチ〜！笑」
「うっせ。いい加減もう寝ろ！」
「そういう祐希さんも寝るよ。笑」
「はいはい。おやすみ。電気消して。」
「うぃ。おやすみなさい。」
最終的には少しおかしな方向にいったけど、西田のAちゃんを大事に思う気持ちが伝わってきて、これからもAちゃんを大事にしていかなきゃなって改めて思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 645人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
tomo1211(プロフ) - kazukiさん» ありがとうございます。ドキドキしてもらえて嬉しいです！ 自分でR指定ギリギリ攻めると言ったわりにはイマイチの出来になってしまったかもしれませんが…、これからも飽きさせないよう頑張るのでよろしくお願いします。 (2019年11月27日 23時) (
レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
kazuki(プロフ) - こんにちは！ いつもドキドキしながら読ませて頂いてます！ tomo1211さんの作品どれも読ませて頂いているのですがR指定番外編含めどの作品も大好きです！ これからも更新楽しみにしております！頑張ってください(^^) (2019年11月27日 11時) (レス) id: 85bff645e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：tomo1211
| 作成日時：2019年11月20日 16時
