検索窓
今日:11 hit、昨日:33 hit、合計:260,299 hit

ページ33

A「そんな事もあったね〜笑」

Aちゃんは嬉しそうに笑ってるし、俺は少しイラついている…。

「は?いつだよ!?」

西田「俺が6歳くらいかな? 『私は自分の好きな匂いの人と結婚する』って言ってて、中学とか高校のときもずっと言ってたよね!そんな人見つかったの?」

Aちゃんを見れば、チラッと目が合い反らされた…。そして、今日一番の赤い顔でグラスをゆらゆら…。

(そのリアクションの意味は…?)

西田「その反応はもういるの〜!?ショック!!誰?」

A「つ、付き合ってる人はいないよ。」

西田「ってことは、ハマった匂いの人はいるんじゃん!!」

A「もぅ、この話おしまい!…そういえば、有志と石川くんのネックレス同じだね!」

なんて彼女にしては上手く話をそらしたと思う。

俺も何となく気まずいため、それにノる。

「そうなんだよ!よく気づいたね!」

西田「祐希さんは俺の憧れなんですよ!ホントカッコいいっす!」

西田が俺への憧れについてAちゃんに熱弁してるなか俺は、

(Aちゃんって、俺と結婚しても良いとか思ってるのかな!? …実は好きになってくれてたり?…でもな、所詮男してみてないから気軽に良い匂いとか言えちゃうんじゃん!?)

なんてグルグル思考を巡らせていた。



そして、お開きとなりAちゃんと別れて西田と二人歩いていると

西田「祐希さん、A姉に匂い嗅がれるの初めてじゃなかったでしょ!?」

「……。」

西田「だって、昨日A姉の匂い好きの話しても驚かなかったし。」

鋭いな…。

西田「てか、ちょっと二人怪しい…。A姉が女の顔になる。」

「はぁ?…むしろ男として思われてないから。」

西田「でも、俺の時とA姉違うもん。…俺、A姉の相手、祐希さんなら許しますよ」

「……。」

口下手な俺は言い訳が見つからない…。

西田「フッ。祐希さんも分かりやすいですね〜。進展したらちゃんと教えて下さいね!」

ホントに侮れない奴だ…。




それから遠征やら大会やらで彼女とは会えない日が続いた。

最近は頻繁に会えてたから1ヶ月も会わないと寂しい気持ちになり…。

彼女の香りを無意識に思い出してしまうあたり重症なんだと思う…。

しかもあの日以来、西田はAちゃんと連絡を取っているようで、ちょくちょく俺に報告してくる。

そんな事にでさえも嫉妬してしまう自分が嫌だ…。

今度イタリア行く前に言おう…。そう心に決めた。

告白→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (129 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
498人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

tomo1211(プロフ) - まりんさん» ありがとうございます。 頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2019年11月11日 15時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2019年11月10日 22時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - kazukiさん» ありがとうございます! 本当に汗かいても爽やか!凄いですよね。笑 これからも更新頑張ります!! (2019年11月9日 22時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
kazuki(プロフ) - 初めまして!いつも楽しく読ませて頂いてます!! 祐希くん…絶対いい匂いしますよね… 主人公ちゃんとの進展楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2019年11月9日 18時) (レス) id: 85bff645e6 (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - みっふぃーさん» ありがとうございます!凄く嬉しいです!!飽きられように頑張りたいと思います。今後ともよろしくお願いします! (2019年11月7日 13時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:tomo1211 | 作成日時:2019年10月24日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。