結婚せぇへん？

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勇人side

２年目のシーズンに入る直前俺たちは別れた。

自分のことを頑張りたいと言うお前を受け入れた。
理由は真面目な(名前 )らしいものだった…。

「勇人がどんどん努力して結果残していくなかで、遅れて行く自分がこわかった…」

「そもそも、何にでも一生懸命なお前が隣にいたからそれなりに道踏み外さずやってこれたんやで」

「……嘘ばっかり。野球で道踏み外したことないじゃん」

「ちゃうよ。プライベートのほうや…」

「大丈夫。多少ヤンチャでも。だって勇人だし。笑」

「……お前には敵わんな」

「……最後にさ、抱いて欲しい…
勇人…ずっと応援してるから。勇人好きだよ。野球して笑ってる勇人が一番好き。」

目にいっぱい涙をためて一生懸命こらえてるAを見つめる…。

「最後に泣かせるこというなや…」

最後…何時もよりたくさん…俺の痕を身体中に残して……この痕見て少しくらいは俺と別れたこと後悔して欲しいと思う…本当は繋ぎ止めておきたい気持ちの現れ…

女の子と別れて泣いたのは後にも先にもこの一回だけ。

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