検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:9,956 hit

. ページ6

.


夏油side

「じゃあ、最初に手合わせしようか。」


Aが武術を習いたいと言ってから
私が稽古をつけることになり、今は
それの真っ最中。

Aの癖や長所を見つける為に、先に
手合わせすることにした。

だが、Aは一向にその場から動かず
私を見ていた。深い闇のような、でも
蒼い、殺意の籠もった瞳で。

「動かないなら私から行くよ。」

殴るとか蹴るとかはさすがにやりすぎ
だから姿勢を崩すくらいで
終わらせよう。

そう思いAの足元を狙ったはずが、
私は彼女に蹴り飛ばされてしまった。

何処からあんな力が、と思いつつ
立ち上がる。だが、その瞬間に背後を
取られ、一発入れられた。

A「私の勝ち」

彼女が一言、「私の勝ち」と言った。

「そうだね。」

私がそう言って頭を撫でれば分かり
やすく顔を綻ばせる。

急に体術を習いたいと言ったことは
謎だけど、願いは叶えてあげよう。



次の日からは勉強と並行して体術訓練を
行っていた。Aは最初こそ辛いと
言っていたが、今はむしろ楽しいらしい。



Aside

時は経ち、14歳。
そして、今年のクリスマスは私の人生を
変える大きな事件が起こる。

サンタからのプレゼントはなく、
むしろ奪われたかに思えた。


だが、私は事故で昏睡状態に陥り、
その事件を知らない。


私の心は“また”冷たい氷に閉ざされる。


──夏油傑。彼が死んだ。


12月25日、明け方のことだった。




NOside

場所は変わり、山奥に位置する
東京都立呪術高等専門学校。


その広い敷地はとても学校とは思えず、
壊れた建物や抉れた地面と破壊されて
いた。

そこから離れた場所の壁にもたれ
かかり、ズルズルと躰を引きずる男が
いた。彼は夏油傑。

百鬼夜行を企てた特級呪詛師だ。


そこに、かつての親友、五条悟が
現れた。






※修正しました。

親友の頼みとは→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

hina(プロフ) - やつがれさん» あ、ありがたきお言葉・・・・!!(歓喜) (2月4日 17時) (レス) id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
やつがれ - 人間だれしもミスはあります!それでも頑張ってください!! (2月4日 15時) (レス) @page15 id: 17cb49f6a2 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 月宮澪華さん» ありがとうございます!これを励みに更新頑張ります! (1月1日 3時) (レス) @page15 id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
月宮澪華 - 応援パワー!!hinaさん頑張れー📣 (1月1日 1時) (レス) @page15 id: 863fc1a2b1 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 更新するのはお正月辺りになってしまうと思います。スケジュールがびっしり詰まっていました。更新できれば更新します。私に応援パワーを下さい。 (10月21日 17時) (レス) @page12 id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:厨二病ABC. | 作成日時:2023年8月8日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。