最強を超えるチート。

解呪 ページ43

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Aside

憂太｢Aさん！｣

ん？何？なんか憂太叫んでるけど。

｢憂太！｣

一応返しておく。

あっ、後ろに夏油がいる。
しかもなんか呪具持ってるし。

これは避けれないな。

憂太｢Aさァーん！｣

なんか凄い顔だな。憂太。


ｰｰザシュッｰｰ

あ、腕切られた。




憂太side

Aさんの、腕が切られた。

でもAさんは、あまり痛がって
いない。

それどころか、切られた腕が再生
しているのだ。

なんだ？反転術式か？

そういえば、さっきまで顔にあった紋様
が消えている。

でも、頭にツノが生えている。

手から錫杖が出てきた。
どういうことだ？

分からないことが多すぎて、頭が
パンクしそうだ。

｢Aさん！｣

Aさんは僕を無視して、
錫杖で地面を突いた。

するとどうだろう。

強い衝撃波と電撃が地面を走った。

僕は遠い場所にいたはずなのに、
意識が飛びそうになった。

でも、Aさんの近くにいた
夏油さんはもっとひどい状態に。

夏油さんはその場で倒れていた。

そして、錫杖が手の中に消えたあと、
Aさんは一瞬で僕の隣に来ていた。

A｢本当はちょっとしたら
憂太に丸投げするつもりだったけどね。
でも腕切られたから、なんか本気
出ちゃってさ｡｣

丸投げするつもりだったって何！？

A｢この戦いで里香ちゃんを解呪
できそうなんだ｣

そうなんだ･･･。

A｢でも、私が良いとこ
持ってっちゃったね。ごめん｣

｢そんなことないよ！だってAさん
は里香ちゃんの事を考えてたんでしょ？｣


そうだ。Aさんが謝ることはない。

A｢私の術式なら強制的に解呪
できるけど、それじゃお別れが
多分出来ない。憂太が行動を
起こさないと、しっかり解呪出来ない
かもしれないんだ｡｣

夏油｢解呪されると困るんだよ｡｣

倒れていたはずの夏油さんが
起き上がって言った。

Aさんは宙に浮いて、
もう戦わないと言わんばかりの態度。

本当に丸投げしないでよ！？

だけど、Aさんはこの戦いで
里香ちゃんを解呪出来るかもと言った。

なら、解呪してみせる！

｢来い！里香！！｣


倒れている真希さん達が視界に入って、
怒りが押し寄せてきた。

失礼だな、純愛だよ｡→←高専にいる

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