最強を超えるチート。

最終決戦 ページ27

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Aside

鬼の始祖、鬼舞辻無惨。

ｰｰ罪のない人の命を奪い
その責任を取ろうとしないｰｰ

そんな奴を今倒せるというのに、
無惨は逃げようとする。
もっと被害が増える。

そのことを考えたら、より無惨が
憎たらしくなり、怒った。

そのときだった。
痣が出たのだ。

体温が上昇するのを感じた。
呼吸を何度連発しても、疲れない
ような気もした。

それで無惨は死んだ。

そう思っていた。

だが、炭治郎が鬼になってしまった。
日光に当たっても死なない。
頸を斬っても死なない。
大変な事態になった。

そのときだった。

カナヲが、薬を注入した。
炭治郎は人間に戻った。

よかった。



数日後、鬼殺隊は解散した。

まぁ、それでいいのかもしれない。



私は、痣が出た。
つまり、25才までに死ぬのだ。

鬼はもういない。
思い残すことはないが、
カナヲと炭治郎が結ばれて
幸せになってほしいとは思っている。




24才。
私は死んだ。


ｰｰ早坂A享年24｡ｰｰ
ｰｰ痣を出す条件によって死亡ｰｰ

────────────────

〜現世〜

｢･･･なんて感じの前世があった｡
途中から省略したけど｡｣

真希｢全然信じられねぇ｡｣

まぁ、当たり前だ。

｢うん。この話は頭の片隅に置いとく
だけでいいよ｡｣

悟｢ねぇ、鬼って何？｣

｢鬼は、呪霊と似て非なるモノ。
主食は人間。人間を食べ、高い能力を
得る。上の階級ほど、強く、残酷。
日光と日輪刀で頸を斬られることが
弱点｡｣

悟｢じゃあ、鬼殺隊は？｣

｢さっき説明した、鬼を狩る組織。
政府非公認で、一般人でも知ってる人は
いるけど、本当に知ってるのはごく一部
他は、噂程度｡｣

悟｢痣については？
Aは25才までに死ぬってこと？｣

｢生まれ変わったあと、つまり現世に
ついては今から話す｡｣



私が生まれた家は、ごく普通の家だ。

貧乏ではないが、裕福でもない。

私は前世の記憶をそのまま引き継いだ。
呼吸のやり方は、柱の方々によく
教えてもらったから、解釈の仕方、
呼吸を使える肺を作るために、
子供の頃から訓練をしていた。
元から身体能力が高かったんだろう。
痣も出ていた。

すぐに呼吸を扱えるようになった。

でも、私には呪霊が見えていた。
よく見かけるキモい呪霊は人に害を
与えていなかったから、何も
思わなかったが、
ある日、その考えが変わった。

呪霊→←歯車

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