【鬼滅の刃】謎の部屋に閉じ込められまくる女の子のお話 【短編集】

後ろから抱擁しろ【煉獄杏寿郎】弐 ページ4

『こ、これは、私からでも…』

「うむ！これは、俺からやろう！」

あの、聞いてました？今の私の言葉。

「ん？何か言ったか？」

『あ、いや、何も』

本当は言ったけどな！はっはっは！…まぁいいや。

「では、始めるぞ！」

あ、ちゃんと「よーいどん」でいうところの「よーい」のところ言うのね。安心したわ、いきなり来ると思ってたわ。

ギュッ

『ひぇっ』

色々一人で喋ってたら「よーいどん」で言うところの「どん」を聞き逃してしまった。ひぇぇ…
って、力強くない？潰れる…50kg潰れる…

「これで、いいだろうか？」

『ひょえっ！いいと思いまっする』

…長くない？もう開いてるよ？私もうそろそろミンチになりそう。

『あ、あの、長くないですか？もう開いてますよ？』

「…むぅ、そうか。」

煉獄さんはちょっと名残惜しそうに私から離れた。
何だ、可愛いなこの人。

『何で、開いてるのに抱きしめていたんですか？』

あっやべ、聞いちった。

「むぅ、何故だろうな。俺にもよくわからんが、懐かしい感じがしたんだ。それのせいかもしれないな！」

『へぇー』

家族のことでも考えてたのかな？なんだよ！期待しちまったじゃねーかよー。このやろー。

「…他の理由もあるかもしれないが。」

『？』

「よもや！もう、こんな暗いではないか！雨宮少女もこの後任務があるだろう！早めに帰るんだ！」

『あっハイ、ありがとうございました！また会えると良いですね！では！』

そう言って私は帰路についた。

「俺はまた、君に会いたいと、思ってるぞ」

私は、その言葉を聞いていない。




少し長くなってしまいました！すみません！
煉獄さん、難しい！

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