CHAPTER 02 無意味な殺人は無意味な殺人を呼ぶ 捜査 ページ9
ピンポンパンポーン
誰かが悲鳴をあげるよりも先に、突如場違いな明るい音がスピーカーから流れ出した。
「…っえ？」
『死体が発見されました！死体発見現場のメディアルームまで直ちにお集まりくださーい！』
間違いなく茶番ちゃんの声だが、聞き馴染みのない内容の放送だ。
「な、何？今の放送」
「死体ってことは、やっぱもう死んどんの？」
恐る恐るひとらんくんに大先生が歩み寄る。
彼に手が触れようとしたところで、メディアルームの扉が開いた。
慌てた様子で入ってきたのは、この場にいなかったエーミールくん、マンちゃん、グルちゃん、兄さんだった。
やはりしんぺいくんとロボロくんは来ていない。
「おい、ぺ神とロボロは？」
「一応部屋の扉は叩いて来たけど、出れんみたい」
「情けないなロボロ」とコネシマくんは腕を組みながら言う。
『あれあれあれ！ロボロとしんぺい神がいないねぇ！』
何故か若干のキレ気味で現れた茶番ちゃんに、今更驚くこともない。
ひとらんくんの死体の目の前で一人騒ぐ茶番ちゃんを、私たちは見下ろした。
「ロボロとぺ神は体調不良だ」
「Aちゃんも今朝はしんどかったみたいやし、茶番ちゃんがなんかしたんちゃうの？」
グルちゃんとマンちゃんがそう問い詰めると、茶番ちゃんは「はあ！？知らないし！」とまた怒る。
小さな人形とはいえ今にも暴れ出しそうな茶番ちゃんを、私は慌てて宥めた。
「そんなことより、さっきの放送って何なの？」
『おっ！A、いいところに気が付くね！神様の目に留まるだけのことはある！』
少しだけ機嫌が直った茶番ちゃんは、男性陣を指差して「A以外は何してんだよ、使えないな」と毒を吐く。
ゾムくんは「今日は口悪い日かなんか？」と茶番ちゃんには届かないくらいの小さな声で言った。
『シャオロンの時は全員が集まってたから必要なかったんだけど、犯人以外の誰かが死体を見つけたとき流れるようになってるよ』
「犯人以外？」
私の声を拾うことはなく、茶番ちゃんは「さ、今回のファイルを配るよ〜」と言ってタブレットを取り出した。
その途端、私たちの電子生徒手帳は一斉にファイルを受信し始める。
CHAPTER 02 無意味な殺人は無意味な殺人を呼ぶ 捜査→←CHAPTER 02 無意味な殺人は無意味な殺人を呼ぶ 絶望編
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わたうさ@火星人☆(プロフ) - 名無しくんさん» ご愁傷様です…(´ｰ｀;) (2019年9月23日 12時) (
レス) id: af7c01dafc (このIDを非表示/違反報告)
名無しくん - 推しが…死にましたぁ…(°▽°) (2019年9月23日 11時) (レス) id: f915d9c3de (このIDを非表示/違反報告)
わたうさ@火星人☆(プロフ) - 閑さん» はじめまして、いつも閲覧有難うございます！私も大好きで、d!様と原作者様には感謝しかないです…かたつむり更新ですが自分のペースで頑張ります！有難うございます！ (2018年12月28日 14時) (レス) id: af7c01dafc (このIDを非表示/違反報告)
閑 - はじめまして、いつも楽しく見させて頂いてます! d!もダンロンも大好きなので主さんには本当に感謝しかないです…これからも更新など頑張ってください (2018年12月28日 14時) (レス) id: 8c1224d0db (このIDを非表示/違反報告)
わたうさ@火星人☆(プロフ) - 蒼空さん» ひえええ！両方推しだったなんて！！今後名前だけでも沢山出します！！これからも閲覧お願いします！コメント有難うございます！ (2018年12月15日 17時) (レス) id: af7c01dafc (このIDを非表示/違反報告)
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