学級裁判前編 ページ47
「じゃあ、シャオロンの推理はなかったってことで。犯人はコネシマの前に食堂に居った奴でええんよな？」
「…」
自然と議論の進行役にまわっていたトントンくんがそう言うと、皆は異議なしと言いたげな様子の中。
ショッピくんただ一人が、何処か不満そうにトントンくんから目を逸らした。
「…ショッピくん、どうかした？」
そんな彼が気になり思わずそう声を掛けると、彼は「えっ、あ、ああ…」と我に返ったように返事をした。
考え事でもしていたんだろうか？
そう思っていると、予想外にもショッピくんは私との会話を続けた。
「ちょっと気になったことがあったんで」
「気になったこと？」
ショッピくんと私の会話に割り込むように、マンちゃんはショッピくんにそう聞き返す。
「クソ先輩が、ほんまに食堂で一人だったのかどうか…」
「クソ先輩？」
「ああ、コネシマさん」
そう言い直した彼に、コネシマくんが「おいこらテメェ」と突っかかり始めた。
何故彼をクソ先輩と呼ぶのかはまた後にするとして、私は文句を言うコネシマくんを無視してショッピくんに言う。
「確かに、誰も証明はできないよ」
「ですよね」
「なんや、ショッピくんはシッマを犯人にしたいんか？」
大先生の質問にショッピくんは首を横に振りながら「いや、ちゃうんすけど」と言って続けた。
「実は俺、聞いちゃったんすよ」
「…聞いちゃった、？」
まるで溜めるような言い方をする彼に、皆の注目が集まる。
彼は周りの目線を全て集め切ると、漸く話し始めた。
「実はコネシマさんが、グルッペンさんと話してるのを聞いちゃったんすよ」
「……は？」
ショッピくんの言葉にコネシマくんは顔を青くすると、そう声を漏らした。
当然、私たちもコネシマくんと同じような反応になる。
しかし一際顔の青い彼に、全員が同時に不審感を抱いた。
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わたうさ@火星人☆(プロフ) - blackappleさん» そのまま本家のキャラを持ってくるのもどうかと思ったので、茶番ちゃんにしてみました！体験版なのでストーリーは違いますが、本編もよかったら覗いてみてください！有難うございます！ (2019年8月15日 1時) (
レス) id: af7c01dafc (このIDを非表示/違反報告)
blackapple(プロフ) - モノクマさんまさかの茶番ちゃんですか笑すごく好きです！ (2019年8月14日 20時) (レス) id: a2bedeb8e6 (このIDを非表示/違反報告)
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