CHAPTER 06 劣等生はタンポポを根から食う 捜査 ページ29
『‘‘税金の無駄遣い’’とか言ってる人多いけど、結局どんな学校なん？』
『犯罪者予備軍を匿ってる政府公認の学校』
『超高校級の才能を持った犯罪者が通ってる学校』
『正直、普通に人殺してる奴とかいるから、この学園が政府公認で存在してるの気狂ってるとしか思えん』
『殺人犯はさっさと死刑にすればいいのに。未成年だからって擁護するのおかしい』
『違う。未成年だから守るんじゃなくて、超高校級の才能があるから守るんだよ』
『俺も超高校級の才能があれば、どんな犯罪してもOKってこと？』
『この時点で学園の関係者も相当頭おかしいよな』
『そんな奴らのために俺らの血税使われてんのか』
『超高校級の才能を持つ犯罪者が集まらない年もあるから、実際は教育費とかより維持費の方が掛かってるらしいね。ソースは知り合いの学園関係者』
『マジか、話聞くと本当に金の無駄遣いすぎる』
そんな話が匿名の投稿者同士で延々と続けられているようだ。
なんだか耳が痛くなりそうな話で、私はそれ以上内容を確認するのをやめて書類を手放した。
丁度、そのタイミングを見計らったように、モニターにかじりついていたエーミールくんが「あっ！」と声を上げる。
そちらへ目を向けると、一番大きな中央モニターには見慣れない選択画面が表示されていた。
『茶番ちゃんを
「…フルオート？」
エーミールくんの側まで歩み寄り、思わず気になった単語を読み上げると、彼はモニターを見上げたまま「うん」と頷いて続けた。
「どうやら、今の茶番ちゃんは全自動モードになってるらしいな」
「全自動ってことは…私たちに襲い掛かってきたのも全部、自動だったってこと？」
てっきり裏で神様が茶番ちゃんを操っているのだとばかり思っていたのだが。
「そんなことできるの？」と質問を繰り返すと、エーミールくんは腕を組みながら「うーん」と唸った。
「アレは多分、人工知能ってやつちゃうか？俺も詳しくないからハッキリしたことは言われへんけど…」
「あの人形が、‘‘神様’’とは別で、自分の意思を持って動いてんのは明らかやな」とエーミールくんは深刻そうに声を低くした。
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わたうさ@火星人☆(プロフ) - 海月空麗さん» わわっ、お久しぶりです！コメントありがとうございます！かなり時間が空いての更新になってしまいましたが、長い間お待ち頂き本当にありがとうございます…！！次回から裁判に入りますので完結目指して少しずつ更新していく予定です！ (11月27日 14時) (
レス) id: c8d2ef1162 (このIDを非表示/違反報告)
海月空麗(プロフ) - 更新ありがとうございます！ついに最後の裁判でしょうか…！？続きがとっても気になります！ここまで壮大なストーリーを文字に起こすのはとても大変かと思いますが、本当にいつまでも待ち続けております！頑張ってください！！ (11月27日 7時) (レス) @page43 id: b999c1cd0b (このIDを非表示/違反報告)
そな(プロフ) - とても続きが気になります、すごく面白いです！更新待ってます (9月4日 0時) (レス) @page42 id: 8240083825 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - わたうさ@火星人☆さん» 返信ありがとうございます。創作論破の中でも凄く面白いので是非納得のいく完結を目指してください。小説のレベルも高く、ストーリー構成も良い。こんな創作論破早々ないです。本当に貴方は素晴らしいんです。自分あと50年くらいは待てます。何度も見返すほど大好きです (2023年4月3日 0時) (レス) id: 7eafda20b9 (このIDを非表示/違反報告)
わたうさ@火星人☆(プロフ) - 紅葉さん» この一ヶ月ほどは再始動に向けて執筆も再開したのですが、何度も過去の話を読み返しながら書いているため以前より筆が遅くなっています。 更新を再開して以降も一話ごとにお待たせしてしまうことも多いと思いますが、完結に向けて着実に書いていこうと思います！ (2023年4月2日 14時) (レス) id: c8d2ef1162 (このIDを非表示/違反報告)
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