Lens.69 ページ9
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予想通り。
と、いうか。
想像した通り。
と、いうか。
話し終えた後、
それはそれはもう複雑な顔をしている翔さん。
そういう反応するって、大体分かってたから、
あまりにも思ってたとおりの反応をされると笑ってしまう。
ホテルの、部屋の、ベッドの上に、腰掛けて座る、俺。
の、前に、立つ、翔さん。は、ああおもしろいな。苦しいな。
一度は望んだはずだった。
この完璧主義者な真面目くんの脳内のぶち壊してやるって。
彼が築いてきたまとも。も、理性。も、正気。も、崩してやるって。
なのに、
改めてこうしてみると、苦しいもんな。キツいもんだ。
何も言えない翔さんの口。強く握りしめられた拳。震えた睫毛。
ああ、キツい。
「お察しの通りだけど、翔さん。」
「.......、」
「俺はね、アンタが好きなんですよ。」
揺れる瞳は俺を見ない。
どこを見てるの。
彼はいつだって、俺を見てくれない。
「好きだから秘書にした。好きだから傍にいてほしかった。好きだから、俺はここまで成り上がった。」
「........、」
「教えたよ。これが全部。」
彼は、俺の全てで。
でも彼にとって俺は、ただの社長なんだろうな。
無言に、やっと開きかけた彼の口。
出る言葉は聞かずとも遠回しの情けだって分かってる。
塞ごうにもアクションを起こす力は今は無かった。
だから、遮る。
「今のに返事は要らないから。」
「.......え、」
「今のに返事は要らない。告白じゃないから。」
「........あ、」
「俺は、翔さんが知りたいって言った事を言っただけ。その過程に紛らわしいものがあっただけ。」
要らないんだよ。
同情なんて。要らない。
俺が欲しいのはそれじゃない。
俺が欲しいのは、きっと彼はくれない。
.........ああ、キツい。
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夢咲美森 - あけましておめでとうございますm(_ _)m新年早々面白かったです(^o^)チョードキドキしました(≧∀≦)また今年も更新頑張ってください(・ω・)ノ応援しています)^o^( (2017年1月13日 20時) (
レス) id: fccf25a126 (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - お餅さんさん» 本当ありがとうございます！！( ; _ ; ) (2016年3月21日 2時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
ミラノスカイ(プロフ) - 櫻宮大好きさん» お待たせして申し訳ありません( ; _ ; ) (2016年3月21日 2時) (レス) id: b640a89147 (このIDを非表示/違反報告)
お餅さん(プロフ) - いや、この言葉を聞けて嬉しかったです!!私、ミラノスカイさんに並べるよう頑張ります!! (2016年3月17日 15時) (レス) id: 55f73a3cfe (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮大好き - 続き、まだですか。楽しみにしています。 (2016年3月16日 23時) (レス) id: 7a5498f3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミラノスカイ
| 作成日時：2016年1月17日 21時
