. ページ10
中学に進学した私たちは、隣のクラスになった
徐々に関わる回数が減っていく
委員会も
部活も
何もかもが違って
話しかけるのにも、勇気が欲しかった
いつの間にこんなに遠くなってしまったのか
あの笑顔はもう見せてくれないのか
もう隣にはいてはいけないのか
彼の教室の前を通ると他の女子と話している
あの子と付き合ってるのかな
あの子が好きなのかな
あの子は好きなのかな
ぐちゃぐちゃした感情が、渦を巻いて私の心を蔓延る
辛かった
苦しかった
こんなにも、彼を想って
こんなにも、振り向いてほしいのに
どうして、その女の子を見ているの、と
気づいて欲しかった
私の気持ちに
伝えたかった
本当の思いを
初めての恋は、辛くて、
初めての恋は、どうすればいいかわからなくて
初恋って
本でもいうように
すっごい苦しいんだなって思った
もう、彼の隣に私はいられない
早く忘れたい
輝いている彼の笑顔も
彼の優しさも
あの音楽室の思い出も
もう、全部忘れたい
彼を忘れたい
でも
忘れたくない
どうしたらいいか、わからなかった
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とまとちゃん(プロフ) - rei(・v・★) ”蓮依”@ 楽天好きさん» ありがとうございます!! (2018年2月4日 19時) (レス) id: dbb7af4aeb (このIDを非表示/違反報告)
rei(・v・★) ”蓮依”@ 楽天好き(プロフ) - 面白いですね (2018年2月4日 16時) (レス) id: 5c4cf51bfc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:とまと | 作成日時:2018年2月3日 0時