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『っ、でも、叩かれたりしない、、』



増『Aちゃんは、嫌、なんでしょ?』



『うん、っ』



手『じゃあ、俺達がAちゃんを守ってあげるっ!!』



『ほ、ほんと、、?』



手増『まかせて!!』




全然気づいてやれなかった
忘れ物ばっかりの鈍臭いやつだなと思ってたから




それから2人は常にAの横にいた


その甲斐あってか上履きも教科書も
隠されたりすることはなくなっていた
Aを守れたんだと思ってた





でも____






○『てごしくんとますだくんとなに仲良くしてるの?』

△『だめだよぉ、ダサ子が人に近づいたら』

□『ダサ子の相手しないといけない2人がかわいそー』



『っ、ごめ、なさい、、』




今まで直接なにかをすることのなかった奴らが
暴言を吐くようになっていた


___俺らのせいで






結局2人がいくら言おうと暴言がやむことはなく

Aの転校が決まった





手『ごめっ、、Aちゃん、、っ
俺のせいで、、((泣』



増『ごめんね、、((泣』



『ち、違うよ!!ふたりのせいじゃないよ
いつも助けてくれたから、、!!』



増『でも、、っ』



『2人が、いつも一緒にいてくれたから、、
私、すっごく、楽しかったの、、
ほんと、ありがとう((ニコッ』




そう儚い笑顔を見せるAは


とてもきれいだと思ってしまった_____









手『Aちゃんにとってあの期間は思い出したくないものだったんだと思う』



増『あの時守ってやれなかったこと凄く後悔してた
でもまたこうやって再開できて仲良くなれた』



手『Aちゃんはすごくいい子なんだ
絶対辛いはずなのに弱音を吐くことなんて最初だけで
あいつらに雑用頼まれても嫌な顔ひとつしなかったし、、
ほんと優しいんだよ、
でもすごく繊細でたくさん溜め込むこともある、、』



増『今度こそ必ず守るから』

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作者名:すー | 作成日時:2020年5月19日 19時

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