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錆「…すまない、人違いだったのかもしれない!
俺の名前は鱗滝錆兎だ、錆兎と呼んでもらって構わない
よろしくな」

冨「え、さ、錆兎…!」

『錆兎さんですね、よろしくお願いします』

錆「あぁ、敬語など必要ない
仲間なんだ、共に頑張っていこう!」

『うんっ!』


少し錆兎に警戒気味だったAもどうやら少しは安心したらしい


冨「錆っ」

不「俺ァ不死川実弥
よろしくなァ」

宇「祭りの神!宇髄天元だ!派手に仲良くしようぜ!」

悲「悲鳴嶼という…よろしく頼む」

『よろしくお願いします!』

胡「ほら、冨岡さんも」

冨「…………冨岡義勇だ
義勇でいい……」


錆兎の判断に不満そうな顔を浮かべたまま自己紹介を行った義勇を突然抱きつかれたこともありAはまだ警戒しているようだ



錆「義勇は人見知りでな
初対面の人に突然抱きついてしまって混乱しているのだろう
許してやって欲しい」

『そうなんだ…

義勇さん、よろしくお願いします』

冨「…あぁ」




なんとかその場はまとまり
義勇、錆兎以外の柱達で質問攻めが始まっていた








冨「錆兎、何故…」

錆「混乱させてしまう訳にはいかないから
今の現状ではあれが最善だと思ったんだ」

冨「せっかくまた会えたと言うのに…」

錆「あぁ、そうだな
もう一生会えないと思っていたからとても驚いた」

冨「以前のようには戻ることは出来ないのだろうか」

錆「…それは分からない
然し高望みも良くない
またAに会えた、それだけで俺たちにとっては充分幸せなことだろう」

冨「そうだが…」



錆兎は手に持った小さな巾着袋を静かに握りしめた




錆「生きてさえいれば何度でもやり直せる
男ならば今ある事実をしっかり受け止めるんだ、義勇」




義勇も羽織の中に入っていた巾着袋を握りしめた


冨「…わかった」

玖→←漆



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設定タグ:鬼滅の刃 , 錆兎 , 冨岡義勇
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作者名:すー | 作成日時:2021年10月18日 22時

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