第六十話 ページ10
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第六十話
【作戦会議2】
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『どんな方法ですか?』
私がそう聞くと、小平太先輩は無駄に熱く語り始めた。
『明日、私が図書委員会に手伝いに行って、いけいけどんどん! ってやるだろ?
そしたら本の扱いに厳しい長次は我を忘れて私と喧嘩しはじめる! そして解決! どうだ!?』
……色々と疑問点があるけど、長次先輩が本好きであるということを利用するのはいいアイデアかもしれない。
『……そういえば、Aは小平太を説得したその後、一体どうしたんだ?
確か天女に呼び出されていたが……』
『それなら明日行動を共にするように言われましたが』
それとこれはなんの関係が、と口に出そうとしたところで、私は気付いた。
『……なるほど。私が明日天女様を図書室に誘って、
中在家先輩もなんとか連れてくればいいということですね?』
『ああ。そういうことだ。頼んだぞ』
長次先輩を正気に戻す方法は決まったとして……。
問題は残りの三人のうち、犬猿の仲と言われる潮江先輩と食満先輩だ。
先輩方によると明日から二人は猛特訓を始めるべく学園から離れるという。
『問題は残りの三人だが、まず伊作は――』
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Y - 作法の絡み最高(*´ー`*) (2023年4月25日 12時) (レス) @page8 id: 8c23c94f05 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 面白かったです……! この後の夢主ちゃんはどうなったんだろう…? と妄想を膨らませています。性格の悪くない天女様が好き。素敵な作品をありがとうございました! (2022年6月21日 22時) (レス) @page48 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
千代女 - あれ…おかしいな、目から汗が…? (2019年3月22日 11時) (レス) id: 1ee468ee2e (このIDを非表示/違反報告)
でる太(プロフ) - 千代女さん» コメントありがとうございます!それは偶然ですね、私も驚きです笑お読みいただいてありがとうございます! (2019年3月13日 16時) (レス) id: 6e253600bd (このIDを非表示/違反報告)
千代女 - はじめまして!!夢主の名前を千代女にしていたのですが、ひなちゃんの本名があかされ、驚きました。こんな偶然あるんですねぇ…。 (2019年3月13日 13時) (レス) id: 4e82c1b886 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でる太 | 作成日時:2019年2月12日 18時