第六十二話 ページ12
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第六十二話
【合図】
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さて、図書室前まであと少し……。
ここで、私にはわざと転ぶというミッションがある。
転んだ物音がした四秒後……。
小平太先輩へ向けた、いけいけどんどんの合図だ。
「うわっ……!?」
私が転ぶと、天女様が目を見開いて、しゃがみながら大丈夫? と聞いてきた。
また情けないところを見せちゃいましたね、と笑いながら立ち上がると、図書室から異常な物音が鳴り出す。
「……図書室からか……?」
「おそらく。行ってみましょう!」
天女様を頼んだと二人に言われ、咄嗟に二人について行こうとした天女様の手をとる。
「……もしや曲者かもしれません。危険ですので、私の後ろに下がっていてください」
まぁ、ただの小平太先輩なんだけどね?
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Y - 作法の絡み最高(*´ー`*) (2023年4月25日 12時) (レス) @page8 id: 8c23c94f05 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 面白かったです……! この後の夢主ちゃんはどうなったんだろう…? と妄想を膨らませています。性格の悪くない天女様が好き。素敵な作品をありがとうございました! (2022年6月21日 22時) (レス) @page48 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
千代女 - あれ…おかしいな、目から汗が…? (2019年3月22日 11時) (レス) id: 1ee468ee2e (このIDを非表示/違反報告)
でる太(プロフ) - 千代女さん» コメントありがとうございます!それは偶然ですね、私も驚きです笑お読みいただいてありがとうございます! (2019年3月13日 16時) (レス) id: 6e253600bd (このIDを非表示/違反報告)
千代女 - はじめまして!!夢主の名前を千代女にしていたのですが、ひなちゃんの本名があかされ、驚きました。こんな偶然あるんですねぇ…。 (2019年3月13日 13時) (レス) id: 4e82c1b886 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でる太 | 作成日時:2019年2月12日 18時