【イナズマイレブン】太陽が込めた言葉 (ページ23)

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172.二回目のビンタページ23

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円堂とともに、皆のところへ行けば私を囲んで、良かった、や、心配したぞ、などと声をかけてくれる

「…ごめん」

私が謝ると、突然皆は笑いだした

「リカさん、ごめん。励まそうとしてくれたんだよな。秋も、あんな態度とって、ごめん」

「リカでええよ。さん付けなんてウチには合わん」

「もう。本当に心配したんだから…っ」

「A、さっきから謝ってばっかだぞ!」

そうだな…、と声が小さくなる

するとA!!と夏未の声が聞こえ、そちらに振り向くと、以前経験した事のある痛みが左頬に甦った

「に、二回目…」

「な、夏未さん…!」

左頬を抑えると、はあはあ、と息を切らした夏未が涙目で私を捉えていた

「あなたという人は、この戦いが始まってから軟弱さが目立ちます!」

「また、説教…?」

「黙りなさい!」

「はい…」

ぐちぐち、私の今までのみっともない姿を言い並べる夏未にため息をつくと、帰って来た士郎くんと目があった

士郎くんは優しく微笑んでくれて、私も笑った

「A!聞いているの!?」

「分かった分かった。ごめんって」

「全く反省してないじゃない!!」

「いや、今まで凄くしてたけど?」

「…それもそうね」

「大丈夫。もう、迷いはないから」

だって、私には凄く大切な仲間が出来たから

すると姉さんの携帯に響木さんから電話がかかる

その内容とは、沖縄に炎のストライカーがいるという情報だった

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