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脅し過ぎなんじゃねェのか。
と言葉が放たれると同時に私の腰に手が回されて彼の身体へと寄せられた。



「私は思った事を云ったまでだ。怖がらせるのは分かってた。だから中也、君にも付いてきて貰ったんだよ。」

「…。」

「不安を取り除くのは君の役目でしょ。」



黙ってしまった中原君に、太宰君はにんまりと笑う。



「もしかして自信無い?ぷぷ。」

「アァ!?手前なんざに云われずとも分かってンだよ!」

「君が女性の扱いに長けてるとは到底思えないけどぉ?」

「別に女の扱いに長けてなくてもいいだろ。此奴の涙を止めて笑わせる事が出来りゃな。好きな女に出来なくてどうすんだ。」



………、

な、な、なな何ですかその殺し文句はッ!!?

ボンと私の頭はまた違う意味で爆発し、心臓がどっくんどっくんと苦しい位に動き回る。

彼を見上げれば、徐々に頬に赤みがついていく。

そして、私を寄せる手とは逆の手で顔を覆って私から背ける。



「忘れろ…、凄ェ恥ずい事云った…。」

「……忘れたくない。」



甘い雰囲気。
二人だけの世界みたいに私は彼しか見えない。

そんな彼も私だけを、



「はいはい、お熱なのもいいけど結構大事な話してるからねぇ。」



パンパンと空気を割るかのように手を叩く太宰君。



「全く、君達は人目も憚らずいちゃいちゃと…。それじゃ一通り話たし私はこれでお暇させて貰うよ。」

「…話してくれて有難う。」

「これから向き合うかどうかはAちゃんが決めるんだよ。」

「うん。」



太宰君は私の頭を一撫でしてお店を出た。

私達も続いて店を出ると横浜の空は星でいっぱいになっていた。



「A。」

「なに?」

「絶対見つけてやる。」

「え…。」

「もしお前が死ぬような事があっても、それで記憶が無くなって俺の前から居なくなっても俺はお前を見つける。そして…、」



すらすらと流れるように出てきた言葉に区切りがつけられて、一呼吸置いた後、真剣な瞳を私に向けた。



「お前を愛してやる。」

「っ…。」

「約束だ。」

「…、約束。私もずっと中也だけを好きで居続けるよ。」



互いの小指を絡ませて小さくもあり、大きくもある約束を満天の星の下で誓った。



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陽奈(プロフ) - やばいやばいやばいやばいです!!!!中原幹部も橘ちゃんも愛おしすぎて辛いです!!!!!!🥹 (3月17日 20時) (レス) @page46 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 赤面しすぎて、キュンキュンしすぎて苦しいです、笑。かっこいいだけじゃなくて、可愛い中也さん……最高でした! (1月31日 4時) (レス) id: 130df2b699 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - 今リアルの方が色々しんどくて嫌になりながら占ツク開いて主様のお話読んでたらもうこっちの世界幸せすぎて涙出てきました🥲素敵なお話ありがとうございます😭😭 (1月22日 19時) (レス) @page41 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - この小説見て中也すきになりました。やばい。これ以上推しを増やしていいのだろうか… (1月4日 19時) (レス) @page7 id: 536ced7b0d (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - あの、、なんかもう今年始まったばっかりだけど、1年分のキュンキュン使い果たした気がします😇💗 (1月4日 0時) (レス) @page32 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年12月9日 20時

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