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生まれ変わる…?
つまり、死んでもまた新しい生を受けるという事…?
「生まれ変わる、とは語弊があるね。転生、と云った方が近いのかな。」
「転生…。」
「おいおい、ンな莫迦げた能力が存在するってのか。」
「するよ。実際に私は、Aちゃんが一度死んだのを知っている。」
私が一度、死んだ…?
ぐるぐると回る思考に脳は追いつかず、頭が痛くなってきて頭に手を当てた。
「一度死ねば何処かで転生。私が知る限り、容姿、性格は変わらない。記憶は一部を引き継いだのかな。」
「…、ごめん。こんな事、急に云われても…。」
「…私も話すべきか悩んでしまって、それでこんなに時間が経ってしまった。」
女性に会いに来させる訳にはいかないしね。
と眉を寄せて笑う太宰君。
「ただ、もし次死んでしまったら戻って来れる保証は無いよ。」
「どうして分かるの。」
「恐らくだが君の記憶かな。お兄さんが知る幼少期は少し記憶が欠けて戻ってきた。私の時は、一部しか残って居なかった。
転生する度に、君の引き継がれる記憶が少なくなっている。
私の仮設が正しいと仮定して、もし、引き継ぐ為の記憶が無かったら?」
もしも太宰君の言葉が真実だとしたら、私は既に二回は死んでいて、その度に記憶を無くして戻ってきた。
じゃあ、今度は…。
「脅し過ぎなんじゃねェのか。」
少し威圧のある声が中原君から太宰君に放たれる。
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陽奈(プロフ) - やばいやばいやばいやばいです!!!!中原幹部も橘ちゃんも愛おしすぎて辛いです!!!!!!🥹 (3月17日 20時) (レス) @page46 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 赤面しすぎて、キュンキュンしすぎて苦しいです、笑。かっこいいだけじゃなくて、可愛い中也さん……最高でした! (1月31日 4時) (レス) id: 130df2b699 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - 今リアルの方が色々しんどくて嫌になりながら占ツク開いて主様のお話読んでたらもうこっちの世界幸せすぎて涙出てきました🥲素敵なお話ありがとうございます😭😭 (1月22日 19時) (レス) @page41 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - この小説見て中也すきになりました。やばい。これ以上推しを増やしていいのだろうか… (1月4日 19時) (レス) @page7 id: 536ced7b0d (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - あの、、なんかもう今年始まったばっかりだけど、1年分のキュンキュン使い果たした気がします😇💗 (1月4日 0時) (レス) @page32 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年12月9日 20時