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女性は膝をついて頭を下げた。
所謂土下座というもの。



「もっ、申し訳ありません…っ。まさか、ポートマフィアの幹部様がいらしてくださってるとは露知らず…っ!ほっ、本当に申し訳ありませんっ!!」

「…謝る先は俺だけか。」

「い、いえ!あ…、橘様!申し訳ありませんでした!」

「え…?あ、大丈夫です。お気になさらず。」



此処で許さなければ逆に私が悪者になってしまいそうで、取り敢えず笑っておいた。



「この件はどうか穏便にお願い致します…っ!」

「一つ云っておく。今後、橘に指一本でも出してみろ。俺だけじゃねェ、紅葉の姐さんも動く事になる。肝に命じろ。」

「はっ、はい!!」



改めて肩を抱かれてこの場を離れた。

外に出て車を呼んだ。

街灯の灯るベンチに座り、車を待っている間、汚れたドレスを水で濡らした布を当てて染み抜きを行う。



「あーあー、折角の衣装がワインで汚れちまったな。」

「…如何して、私はしてないと思ったんですか。」

「したのか?」

「してませんけど。」

「そういう事だ。」

「…どういう事ですか。」

「お前はンな阿呆な事しねェよ。後は、お前が好きな酒を無駄にするような事はしねェだろ。」

「…確かに、勿体無いです。」




幹部はふはっと笑った。

云われて気づいてお酒勿体無かったな、なんて思う。



「…何やってるんです?」

「あ、いや…見えねェかなって…。」

「…。」



幹部はドレスの裾をゆっくりと持ち上げて中を覗き込もうとする変態行為をするものだから、掛けてもらった上着を膝に掛けた。

そういえば私、彼に何も云って貰えてない。
折角、ドレスを着てるのに…。



「悪かった、拗ねンなって。な?」

「拗ねてませんけど。」

「…それとも、」



ひた、と頬に手を当てられた。



「こっちのが良かったか?」

「っ、そんなんじゃ…。」

「ふ、今日のお前、更に綺麗だな。」



寄せられる顔を受け入れると、柔らかくて温かなものが触れる。



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陽奈(プロフ) - やばいやばいやばいやばいです!!!!中原幹部も橘ちゃんも愛おしすぎて辛いです!!!!!!🥹 (3月17日 20時) (レス) @page46 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 赤面しすぎて、キュンキュンしすぎて苦しいです、笑。かっこいいだけじゃなくて、可愛い中也さん……最高でした! (1月31日 4時) (レス) id: 130df2b699 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - 今リアルの方が色々しんどくて嫌になりながら占ツク開いて主様のお話読んでたらもうこっちの世界幸せすぎて涙出てきました🥲素敵なお話ありがとうございます😭😭 (1月22日 19時) (レス) @page41 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - この小説見て中也すきになりました。やばい。これ以上推しを増やしていいのだろうか… (1月4日 19時) (レス) @page7 id: 536ced7b0d (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - あの、、なんかもう今年始まったばっかりだけど、1年分のキュンキュン使い果たした気がします😇💗 (1月4日 0時) (レス) @page32 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年12月9日 20時

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