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一瞬にして幹部の虜になってしまった女性は、ふらりとよろめていて幹部の胸へと倒れ込む。
そして女性を抱き留める幹部。
うん、定番なシチュエーションを見せられているな。
「大丈夫ですか？」
「すみません、浮かれて飲みすぎてしまったようで…。少しの間、このままでも宜しいですか。」
「……水を取ってきますので椅子に座って休んでいてください。橘、お嬢様のそばに。」
「承知しました。」
橘…？と先程とはうって変わった低い声に思わず白目を向きそうになる。
「秘書の橘です。優秀なので御安心を。では。」
流れるように女性を椅子に座らせた後、水を取りにこの場から離れた。
「貴方、あの方の秘書なの…？」
「はい。橘と申します。」
「そう。」
何も話さない気まずい空気。
女性は会場内を歩き回るボーイが運ぶワインが入ったグラスを私に持たせる。
「どうぞ。」
「申し訳ありませんが頂けません。」
「そうですか。」
にこりと笑った女性はグラスを持つ私の手を自身の手で包んで自分の方へとゆっくり傾けた。
ワインは女性と私のドレスを紅く染める。
「なっ、何をするんです！！？」
女性が叫べば注目を浴びる。
私の手元にある空になったワイン。
ああ、嵌められた。
周りの人がひそひそ話をしたり、女性を慰める言葉を投げかけたりするが、私にはその逆だ。
だけど、たった一人だけは違う。
「なァに面倒事起こしてンだ。」
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陽奈(プロフ) - やばいやばいやばいやばいです！！！！中原幹部も橘ちゃんも愛おしすぎて辛いです！！！！！！🥹 (3月17日 20時) (
レス) @page46 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 赤面しすぎて、キュンキュンしすぎて苦しいです、笑。かっこいいだけじゃなくて、可愛い中也さん……最高でした！ (1月31日 4時) (レス) id: 130df2b699 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - 今リアルの方が色々しんどくて嫌になりながら占ツク開いて主様のお話読んでたらもうこっちの世界幸せすぎて涙出てきました🥲素敵なお話ありがとうございます😭😭 (1月22日 19時) (レス) @page41 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - この小説見て中也すきになりました。やばい。これ以上推しを増やしていいのだろうか… (1月4日 19時) (レス) @page7 id: 536ced7b0d (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - あの、、なんかもう今年始まったばっかりだけど、1年分のキュンキュン使い果たした気がします😇💗 (1月4日 0時) (レス) @page32 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汎用うさぎ
| 作成日時：2023年12月9日 20時
