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お昼を食べ終えればもうすっかりと元通りの顔色になった中原君。

お礼を云ってお店を出た。



「さっきは誤魔化されてやったけど、太宰とゲーセン来た事あんのか。」

「…、うん。一度だけ。」

「そうか。」

「……一週間、太宰君に無理を云って一緒に横浜を回って貰ったの。最後の、思い出にって…。」

「……あの時か。」



声は出さずに頷いた。



「…なら、俺は何も云えねェな。気に食わねェけど。」



中原君は私の前に回り込んで下から覗き込むようにして私に顔を近づける。



「彼奴と行ってない場所は。」

「……遊園地、とか。」

「遊園地か、今からだと遅いが…。彼奴を思い出されるのは腹が立つ。行くぞ。」

「え、…え!?」



腕を引かれて彼に付いていき、電車を乗り継いで着いてしまった遊園地。

中からは楽しそうな声が聞こえてくる。

年甲斐なく少しわくわくしている。



「ほら、手ェ出せ。」



待ち合わせの時と同じように手が差し出される。

彼の手に私の手を重ねた。

違うのは掌だけじゃなく、互いの指までもがしっかりと触れる繋ぎ方である事。

気恥ずかしい気持ちになりながら少し力を込めた。



「な?直に触れた方があったけェ。」

「え…。」

「行くぞ。」



突然落とされた発言に胸が高鳴る。

つまり中原君は私と素手で手を繋ぎたかったという事。

気付いてしまえば顔にも、繋がれた手にも熱が集まる。

あー、もう…。
朝のもやもやがどうでもよく思えてきた…。



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陽奈(プロフ) - やばいやばいやばいやばいです!!!!中原幹部も橘ちゃんも愛おしすぎて辛いです!!!!!!🥹 (3月17日 20時) (レス) @page46 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 赤面しすぎて、キュンキュンしすぎて苦しいです、笑。かっこいいだけじゃなくて、可愛い中也さん……最高でした! (1月31日 4時) (レス) id: 130df2b699 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - 今リアルの方が色々しんどくて嫌になりながら占ツク開いて主様のお話読んでたらもうこっちの世界幸せすぎて涙出てきました🥲素敵なお話ありがとうございます😭😭 (1月22日 19時) (レス) @page41 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - この小説見て中也すきになりました。やばい。これ以上推しを増やしていいのだろうか… (1月4日 19時) (レス) @page7 id: 536ced7b0d (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - あの、、なんかもう今年始まったばっかりだけど、1年分のキュンキュン使い果たした気がします😇💗 (1月4日 0時) (レス) @page32 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年12月9日 20時

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