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紅葉さんのお手伝いと翌日のスケジュール報告、自身の仕事をそれなりに終わらせて中原幹部の元に伺ったのがいつもより遅い18時頃。
執務室の戸を叩いて中へと入った。
気付いた幹部にソファに座ってろと促されて素直に座って待つ。
「ウハハハッ!中也殿!是非その任務はこの梶井にお任せください!!」
「梶井、隠密って知ってるか?」
「勿論です!奴らの組織に忍び込んでこの檸檬型爆弾で木っ端微塵にしてやりましょう!!うひゃひゃっ!」
「あー、もういい。情報取った後は好きにやれ。」
「許可を頂き感謝です!では梶井はこれから実験を、おや?いつの間にお嬢さんが…?」
頭を下げて挨拶をするとにたりと笑われる。
私は息が詰まった感覚に陥る。
確か彼は梶井基次郎さん…。実験室に篭っては部屋を幾度とも破壊してきたお人…。実際会うのは初めてだ。
「中也殿!お嬢さんをお借りしても宜しいですか!?」
「宜しくねェよ。如何する気だ。」
「彼女には梶井の実験のお手伝いを…、」
「絶対ェ駄目だ。殺す気か。」
殺す気…、てことはやっぱり実験室では大変な事が…。
恐怖で身体が震える。
「ではこうしましょう!今回!この任務で梶井の実験が上手くいくよう練習を、」
「練習ねェ、」
「中也殿もご一緒に!」
「やらねェ。」
「ではお嬢さん!」
「わ、私ですか…!?」
「少し付き合ってやれ。」
「は、はい…。」
付き合ってやれと云われればやるしかなく、お願いします!と云って気合いを入れた。
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陽奈(プロフ) - やばいやばいやばいやばいです!!!!中原幹部も橘ちゃんも愛おしすぎて辛いです!!!!!!🥹 (3月17日 20時) (レス) @page46 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 赤面しすぎて、キュンキュンしすぎて苦しいです、笑。かっこいいだけじゃなくて、可愛い中也さん……最高でした! (1月31日 4時) (レス) id: 130df2b699 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - 今リアルの方が色々しんどくて嫌になりながら占ツク開いて主様のお話読んでたらもうこっちの世界幸せすぎて涙出てきました🥲素敵なお話ありがとうございます😭😭 (1月22日 19時) (レス) @page41 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - この小説見て中也すきになりました。やばい。これ以上推しを増やしていいのだろうか… (1月4日 19時) (レス) @page7 id: 536ced7b0d (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - あの、、なんかもう今年始まったばっかりだけど、1年分のキュンキュン使い果たした気がします😇💗 (1月4日 0時) (レス) @page32 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年12月9日 20時