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此処からが本題なんだけどね、と改めて話を進める首領。
「橘君。君の仕事ぶり見込んでお願いしたい事があるんだ。」
「はい、何でしょう。」
「確か今君は紅葉君の秘書をしているんだよね。」
「はい。」
「中也君の秘書も兼任してみないかい?」
「……え?」
紅葉君とも話し合ってね、等と云うが私の脳内は今回で二度目の宇宙空間に旅立った。
「うん、何処かに旅立ってるね。橘君、戻っておいで。」
「あ、あの…え…?」
隣の彼に目を向けるも、俺も今知ったと云う。
「首領、確かに橘の仕事ぶりは目を見張ります。しかし姐さんの秘書と兼任というのは、橘に負担がかかりすぎませんか。」
「そうだろうねえ、でも紅葉君が。」
「Aなら出来るじゃろうて。」
「って云うんだもん。如何かな、幹部という立場は知っての通り多忙でね。せめて日程をまとめてくれるだけで助かるんだ。ね、中也君。」
「それは、そうですが…。」
勿論、幹部お二人のスケジュールを管理させて頂いたりお手伝いはとても誇らしい仕事だと思う。
改めて私を信頼してお二人の大事な時間の管理を任せて頂けるという事。
私に務まる…?
でも、やってみたい気持ちはあって…。
「…、し、試用期間とか。」
「試用期間…。」
「ふっ。」
何故か小さく笑う中原幹部。
すると首領までもが笑い始めるものだから、私の頭にはハテナが幾つも浮かび上がった。
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陽奈(プロフ) - やばいやばいやばいやばいです!!!!中原幹部も橘ちゃんも愛おしすぎて辛いです!!!!!!🥹 (3月17日 20時) (レス) @page46 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
琉菜(プロフ) - 赤面しすぎて、キュンキュンしすぎて苦しいです、笑。かっこいいだけじゃなくて、可愛い中也さん……最高でした! (1月31日 4時) (レス) id: 130df2b699 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - 今リアルの方が色々しんどくて嫌になりながら占ツク開いて主様のお話読んでたらもうこっちの世界幸せすぎて涙出てきました🥲素敵なお話ありがとうございます😭😭 (1月22日 19時) (レス) @page41 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜おもち - この小説見て中也すきになりました。やばい。これ以上推しを増やしていいのだろうか… (1月4日 19時) (レス) @page7 id: 536ced7b0d (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - あの、、なんかもう今年始まったばっかりだけど、1年分のキュンキュン使い果たした気がします😇💗 (1月4日 0時) (レス) @page32 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年12月9日 20時