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「今日はもう帰りましょう。ご自宅までご一緒します。」

「…いい、いらねェ。」

「そんな訳にはいきません。立ってください。」



幹部を案外ぞんざいに扱う私は幹部の腕を首に回した。



「幹部は任せて。」

「宜しくお願いします。」



身体を支えながら店を出て帰り道を尋ねるが話す気配は無く、一度公園のベンチに座らせてタクシーを呼んだ。



「お水買ってきますね。」

「…ん。」



自動販売機で水を購入し、彼の元に戻って水を手渡す。

ゆっくりと喉へ流し込むのを見てほっと息をつく。



「…大丈夫ですか?」

「…おう。」

「あ、琴に連絡しておきますね。」



私が携帯を取り出すと私の手に幹部の手が重なって、連絡はしなくていいと云う。

そして、隣に座るように促されて云われた通りに座れば、とす、と私の肩に幹部の頭が寄り掛かる。



「あの、これは流石に…。」

「…まだ、俺の事好きか?」

「え…。」



急な質問と内容に驚いた。

答えられずに居ると、彼から小さく、ごめんなという謝罪の言葉が聞こえた。



「すみません、何の謝罪かよく分からないのですが。」

「……、振った事。」

「…それは仕方の無い事です。気持ちが無くなれば一緒に居る必要はありません。」

「……桜庭と、やった。」



それを私に云って如何するの。

私と付き合っていた時なら完全な浮気だが、別れた後なら私には関係の無い事。

幹部は私に、何て云って欲しいんだろう。



「…聞かされた私は如何すればいいのでしょう。」

「……罵れ。嫌いだって最低だって云え。」



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鈴神(プロフ) - 本当に本当に今読ませて頂いてる唯一の夢小説ですが情報過多すぎて、、このお話に激重感情抱いてます、、二人が幸せになりますように。 (11月23日 20時) (レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 初コメ失礼します!中也さんイケメンとキャッキャしてたら、まさかの展開でビックリです……!これからどうなっちゃうの〜〜!?という気持ちがいっぱい過ぎて……。主様のペースで更新頑張って下さい!楽しみにしています! (11月23日 20時) (レス) @page32 id: 1836c9208c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年11月10日 12時

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