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「…今から物欲しそうな顔すンな。」

「し、してないっ。」



するりと手の甲で頬を撫で上げられ、指でツーと頬を下へ滑らせられる。

ぞくぞくと身体に痺れる感覚が流れる。



「いいか…?」

「…う、ん。」



頷いたと同時にキスをされた。



「口、開け…。」

「く、口…?」



云われた通りに小さく口を開くと再びキスをされ、口内に何かが入り込んで来た。

私の舌に執拗に絡みつく此れが何か私は何となく知っている。



「はぁ…、んっ。」



熱い…、蕩けそう…。

気持ちいい。

キスに夢中になる私の胸を何かが優しく包む。

頭がボーッとして変な気分になるのが怖くて、力強く目を閉じると溜まっていた涙が一雫流れた。

そしてキスの時間が終わった。



「今は此処までか…。手前にしちゃ大進歩だな。」

「え…?」



彼の言葉の意図が分からない。

分かるのはまだ私の胸を何かが包んでいる事位で、目線を下に落とすと、何故か、彼の手が置かれていた。



「なっ、ななな…!やっぱり中原君は変態ですっ!!」



私が顔を真っ赤にして訴えると、漸く気付いてくれた。

手を離してくれるのかと思えば、ニヤリと笑った後、むに、と胸を揉み始める。



「へっ、変態!!」

「変態で結構。」



ぐぐっと腕を押し返そうとするが力が強くて敵わない。

揉まれていく内に下着が擦れて肩がピクリと反応し、小さな声が漏れ出てしまった。



「…やーめた。ほれ、とっとと菓子食ってとっとと仕事に取り掛かれェ。」

「揶揄ってる…?」

「……さァ?如何だろうな。」

「意地悪っ!中原君は変態な上に意地悪です!」



差し出された茶菓子をむしゃむしゃと頬張りながら怒る私を見て、中原君は楽しそうに笑った。



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鈴神(プロフ) - 本当に本当に今読ませて頂いてる唯一の夢小説ですが情報過多すぎて、、このお話に激重感情抱いてます、、二人が幸せになりますように。 (11月23日 20時) (レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 初コメ失礼します!中也さんイケメンとキャッキャしてたら、まさかの展開でビックリです……!これからどうなっちゃうの〜〜!?という気持ちがいっぱい過ぎて……。主様のペースで更新頑張って下さい!楽しみにしています! (11月23日 20時) (レス) @page32 id: 1836c9208c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年11月10日 12時

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