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紅茶の専門店を後にして次は服。
色々と探して気になったものを試着したり、値段見て落ち込んだりと一人ながらも楽しい買い物をしている。
中原君はどんな服装が好きなんだろう。
そんな事ばかり考えてしまう。
「こ、これは脚出しすぎ…。」
可愛い、けれど私の好みには合わない。
鏡に写る自分の醜い脚を見て、まずは痩せないとという思考が巡る。
自分の服に着替えて試着室に持ってきた商品は元に戻した。
痩せないと服が着れないと云うなら、次は顔面補正…、お化粧品!
「いらっしゃいませ。」
店員さんに案内されて色々な商品を見る。
自分に合うお化粧品の見つけ方、お化粧の仕方等。
「お客様は綺麗なお顔をされてますのでこんな商品もお似合いになると思いますよ。」
「き、綺麗…。」
「彼氏さんの隣に自信を持って立ちたい、ですよね。彼氏さんの立場であれば好きな女性にそんな事云われたら嬉しいと同時に少し複雑です。」
「複雑…、ですか?」
「はい。特にお客様は元々可愛らしいのでもっと可愛くなられたら余計にどきどきしちゃいます。それに、他の男性が寄って来ちゃいますから。」
店員さんの言葉に恥ずかしい気持ちになりながら、有り難うございますと御礼を云う。
「…成る程。確かに困りますね。」
「え…?え、それはどういう…。」
不安になる私の背中を押して店の椅子に座らせて、全て試供品にて私の顔を綺麗に色々施していく。
鏡を見せられ、映る一人の女性。
「これが、私…?」
「とてもお綺麗です!」
まさか私がこんな台詞を云うとは思わなかった。
「あ、あの!これ全部頂きます!あと、お化粧の仕方も教えてください!」
「…はい!」
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鈴神(プロフ) - 本当に本当に今読ませて頂いてる唯一の夢小説ですが情報過多すぎて、、このお話に激重感情抱いてます、、二人が幸せになりますように。 (11月23日 20時) (レス) id: c20e30a6a0 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 初コメ失礼します!中也さんイケメンとキャッキャしてたら、まさかの展開でビックリです……!これからどうなっちゃうの〜〜!?という気持ちがいっぱい過ぎて……。主様のペースで更新頑張って下さい!楽しみにしています! (11月23日 20時) (レス) @page32 id: 1836c9208c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2023年11月10日 12時