【イナズマイレブン】太陽が込めた願い (ページ9)

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58.無謀な作戦ページ9

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姉さんが染岡、風丸、壁山にベンチに下がるよう指示を出した

姉さんが出した指示はこれだけだ

「何だって?」

「空いたスペースは残りのメンバーでカバーして。よろしくね」

その指示に納得のいかない染岡、風丸

壁山は転ばされたから、と不安になっていた

まあ、それが原因ではあるがな

「監督の指示だろ。大人しく下がってればいい」

「なんだとっ!!」

「今の君達がピッチに立つくらいなら少ない人数で戦う方が勝機はあると言っているんだ」

「そう。これは勝つための作戦よ」

「待って下さい。これでは戦えません」

「いいえ、これで戦うのよ。それでも不安だと言うのなら、鳴上さん、貴方が彼らの穴を埋めて頂戴」

姉さんはそう言って古株さんの方へと話に行った

残された私は、皆の視線を浴びせられる

「けっ。お前に何が出来るってんだ。足手まといになるのが目に見えてるぜ」

「私は私で監督の指示に従う。それだけだ。それと染岡、君は隠すのが下手だな。もっと試合に出たければ上手く隠す事だ」

悔しそうに私を見る染岡は舌打ちをして私から視線を外した

「鳴上。お前はディフェンスに入ってくれ」

「…了解」

ジャージを脱いで、念のため来ていた雷門のユニフォームがまさかここで御披露目とは

鬼道の指示通り、ディフェンスの立ち位置に入り、後半を迎える

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