第十二話 ページ13
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晋助と神威の話、地球の話をしているとあっという間に地球へ着いた。
「ここでいいのか。」
「うん。ありがとう。」
じゃあね、と言って歩く。
吉原の上の世界は初めてでどこに何があるのか分からなかった。
私はすれ違う人に吉原の場所を尋ね、ようやく辿り着く。
「こら、晴太!待ちなんし!」
一人の子供を追いかけている月詠。
元気そうで良かった。
私は久しぶりに吉原を歩いていると百鬼の人達に見つかり連れ戻された。どうやら今までの溜まりにたまった人達がいると。
「すみません。すぐに戻ります。」
花魁の格好をし、化粧も付ける。
準備も整え、客が来るのを待つ。
襖が空き、入ってくるのは中年の男。
私はどれくらいで売られているんだろう。
それは私には知らされない。
「どうぞ。おすわり下さい。」
「ど、どうも。」
「ふふっ。初めてですか?」
「いえ。以前、他の子と…。」
「
「それは、貴方も…。」
「ありがとうございます。」
いつもの接客でご機嫌をとり、そして共に夜を過ごす。
この人も何も感じなかった。
ここに来て何もしない男なんていない。そんな事は分かってるのに、それだけのためじゃなくて、私とただお酒を飲みたいと言ってくれる人がいいと思ってしまう。
私はまた、この世界で生きていく。
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ゆる - 面白かったです!!神威可愛いなー(ノ≧▽≦)ノ (2020年5月13日 11時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
りなりー - かわいい、カワイイ、カワ(・∀・)イイ!!キュンキュンしました。大好き! (2020年5月1日 1時) (レス) id: 6dff351985 (このIDを非表示/違反報告)
矮俚好 - うわ、うわ、うわ、うわ!(訳:最高!神!とりあえず……最高!)←伝われ(願望) (2018年1月11日 20時) (レス) id: a1d4539828 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - 面白かったよ、これからも頑張ってねー。(/・ω・)/ (2017年8月21日 5時) (レス) id: dd49ad89fc (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - いちごミルクさん» 読んでいただき、ありがとうございました! (2017年8月3日 10時) (レス) id: 8e8f377fcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2017年5月10日 22時