第四十一話 ページ42
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神威side
昨夜は眠れなくて、気付いたら朝になっていた。
部屋を出て、少し歩けばAがいて、相変わらずな容姿に見惚れてしまう。
それからいつもの事だけど仕事には身が入らないし、眠いしでもう寝ようと自分の部屋のベッドで横になるとすぐに睡魔は俺を襲う。
夢を見た気がする。
全然覚えていないけど。
俺の目に光が差してきて、目を開けば視界一杯に広がるAの顔と、唇に触れる柔らかい感触。
離れる前に咄嗟に目を閉じる。
「神威…。大好き。」
え、何これ。何のご褒美?
まさか阿伏兎の奴、Aに何か入れ知恵でもしたんじゃ、と呑気な事を考えるけど、また触れるAの唇が俺の心拍数を上昇させる。
「神威ぃ…。」
そんな声で俺の名前を呼ぶな。
抑えが効かなくなるだろ。
Aが、かっこいいな…、と呟いたのが俺の耳に届き、抑えきれなくなった俺はガッチリとAを抱いてキスをする。
「んっ…。かむ、起きて…。」
Aのさっきのフレンチキスとは違い、濃厚な、大人のキスを仕掛ける。もがくAの口に舌をねじ込ませ、根こそぎ絡めとった。
「寝込みを襲うなんて、Aも大胆だネ。」
俺が、からかうように言えば顔を真っ赤にして、顔を伏せるAの額に優しく口付けた。
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ゆる - 面白かったです!!神威可愛いなー(ノ≧▽≦)ノ (2020年5月13日 11時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
りなりー - かわいい、カワイイ、カワ(・∀・)イイ!!キュンキュンしました。大好き! (2020年5月1日 1時) (レス) id: 6dff351985 (このIDを非表示/違反報告)
矮俚好 - うわ、うわ、うわ、うわ!(訳:最高!神!とりあえず……最高!)←伝われ(願望) (2018年1月11日 20時) (レス) id: a1d4539828 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - 面白かったよ、これからも頑張ってねー。(/・ω・)/ (2017年8月21日 5時) (レス) id: dd49ad89fc (このIDを非表示/違反報告)
汎用うさぎ(プロフ) - いちごミルクさん» 読んでいただき、ありがとうございました! (2017年8月3日 10時) (レス) id: 8e8f377fcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:汎用うさぎ | 作成日時:2017年5月10日 22時