女神と謳われた青年【男主】

【キミとボクの】 続編完成 ページ50

雨が降る。大粒の雨が、Aと冷たくなった青年の体に打ち付けるように降る。





青年は笑う。冷たくなりながらも、意識を失いかけながらも、笑う。



『───────』



青年のその言葉だけが、聴こえない。ただ口を動かしているようにしか見えない。




だが、その青年の言葉にAは目を見開かせる。





『──なんで……』





Aから出てきたその言葉は果たして、青年の運命を恨むからこそなのか、それとも────。







────青年の、その言葉に絶望したからなのか。





その真相を知るのは、青年“クラート”ただ一人だった。




to be continued……?





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