山田家四男、ちびっ子くん。【ヒプマイ】【男主】

はっぴーばれんたいん！！ ページ33

「らむだ！」
「A！ どったのー？」

今日はバレンタイン。
そして何よりボクの誕生日。
オネーさんやポッセの2人にはもう祝われた。
事務所にはたくさんの誕生日プレゼントが置かれてる。

少しだけ、ほんの少しだけ気分転換に外に出ていたら、そこには一郎と手を繋いだAがいた。

「よぉ、乱数。Aがどうしてもシブヤで乱数に会いたいって言うから来たぜ」
「そーなんだ！！」
「らむだ！ あのね！ はっぴーばれんたいん！！」

そう言ってAが渡してきたのは、［はっぴーばーすでー！！ はっぴーばれんたいん！ らむだ！！］と、お世辞にも上手じゃない字で書かれたバースデーカードが貼られている包装紙に包まれた物だった。

「わぁ！ 開けてもいい？」
「うん！！」

なるべく包装紙が破れないように丁寧に開けば、そこには手作りであろうチョコが入っていて。
Aがわかりやすく目を輝かせている上、一郎が「嬉しいよな？」っていう目線で見てくるものだから、誰が作ってくれたかなんてすぐに分かった。

「すっごく美味しそうだね！！ Aが作ったの？」
「！！ うん！ つくった！ がんばった！！」

黒い髪をポンポンと撫でれば、嬉しそうに笑ってくれた。
ボクのために、シブヤまで来てくれて、誕生日を祝ってくれる。

Aはボクを喜ばせるのが本当に上手だなぁ。


【誕生日を祝う四男坊と、視線で訴えるMC.B.Bと祝われるeasy R】


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

乱数君遅めのハッピーバースデー！！

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