検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:11,446 hit

六話 ページ7

〈夢主君と鏡花ちゃんと敦君〉






「ねぇ、何してるの? 依頼は?」






そう云って泉とAの二人を見る中島。
此の三人は今日一緒に依頼をする事に成っていた。
だが途中でAがおにぎりを売っている店を見つけ(はぐ)れ、
泉はクレープを見つけ其の店でクレープを買っていた。





『…其処の店に…おにぎりが有ったから…』





「クレープ食べたかったから」







そんな二人の反応に中島は思わず溜息が漏れてしまう。
泉は普段はしっかり仕事をしているのだが、仕事に行く前に太宰から、

[何をすれば善いのか分からなければAの行動を真似ると善い]

と云われ、真似ただけなのだ。




そんな事を知らない中島は頭を抱える。
泉は又後で注意すれば良いだろう。




だが問題はAだ。
自由で、自分本位(マイペース)な歳が一つ上な職場の先輩。
彼に関しては太宰とは又違った意味での問題児なのだ。





何時も国木田が事有る事に注意や説教をしているが全くと云って良い程に
其の説教内容を覚えていない。
全くと云って良い程に。





如何しようかと中島は悩み始める。
そんな時に、一つの電子書面(メール)がAの携帯に届いた。







其の内容を読んだ途端、Aの周りには花が舞う。
そして云った。






『…今日行く予定の依頼…明日だったらしいよ…。

だから今日は…僕達は社で書類整理だったらしい…。

…なんでも…独歩が間違えたんだって…。

……働き過ぎて間違えたらしい…』






だから今日の依頼は無し。
と続けて云うA。





「そ、そうなんだ」






そして泉とAは二人で目を合わせ、中島に或る物を渡した。
二人の手には其々先程買った物が有った。






「え、これは…?」




『…贈り物…』




「何時もの御礼」





そう云って泉は中島の口にクレープを突っ込み、Aは中島の手におにぎりを置いた。
中島は少しの間固まった後(とても)嬉しそうに云った。







「二人共、有難う‼」







___________


此の日からもっと三人の仲が善くなったらしい。


___________

七話→←五話


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 男主   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:クロりんご | 作成日時:2018年4月23日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。