38僕の心 ページ37
こいつらを疑う僕はどうかしてる。
そう思い、その考えを排除しようと思う程その考えが離れない。
pkt｢A、聞いてる？｣
｢悪い、ちょっと考え事をしていた。
で、何なんだ？｣
そう僕が言うと、ぴくとが明るい声で文化祭！と答えてくれた。
pkt｢コネシマのこの資料が捏造されてるとは思えないし、
今何より俺達にとって大切なのは生徒会選挙。
そう考えると、もう目の前まで迫って来てる文化祭まで
更にアピールしてかないとマズイ。
だから、とりあえずこれは置いといてそのことについて考えよう！
多分、これもあいつらの思惑通りなんだろうけどね｣
｢そうだな。｣
それについては僕も思っていた。
わざわざ、この時期に。
絶対こうなることが予測出来たからだろう。
更に、アプリで売られている理由。
僕達を更に疑心暗鬼にさせる為の罠かもしれない。
正直、此処に居る三人が今、この場にいる、信じるべき人でさえ
疑い合っているのだろう。
もうすでに、全部、あっちの手の平の上なのかもしれないな。
cn｢すいません！
遅れました！･･･て何ですか？この雰囲気？｣
shp｢皆さん、どうかしましたか？｣
zm｢ほんまやで、何かあったん？｣
隠すまでも無く、ただ淡々とコネシマが三人に説明をしていく。
その話を聞いた三人の表情は全員真顔だ。
あまり、動じて無いように見える。
コネシマの話が終わった後、全員が口を開かなかった。
これは、僕は何て言葉をかけたらいいんだろう。
下手なこと言うと、一気に疑われる。
ある意味、リアル人狼ゲームだ。
信じてた奴らにかつてのように、何か言われたら。
そこからの学校生活生き地獄になるだろう。
あの時と同じように。
zm｢･･･俺は、みんなのこと信じてるで。
別に裏切られとってもいい。
こんなに楽しい日々を送らせてくれた。
それだけで十分やから。｣
｢･･･あぁ、そうだな。ありがとう、ゾム。
此処には裏切ることの出来る人物なんて居ないだろ？
だから、絶対、大丈夫。｣
ゾムは疑うということを知らない。
だからこそ流れる涙があって、だからこそ出てくる言葉があるのだろう。
じゃあ、僕は？
その答えを出そうとすると、何時も言葉が出てこない。
でも、僕はこの答えを知っている気がするんだ。
兄さん明日、生徒会選挙に向けての演説会を行って貰う。
今のままで越えられるか分からない壁を、僕達は心を殺してみんなで静かに頷いた。
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泣虫 - 泣かせっんといてっやぁ…くそぉ…枕ビッショビショやんけぇ (2022年10月16日 13時) (
レス) id: 8f8400f448 (このIDを非表示/違反報告)
とぉと(プロフ) - 因幡さん» ありがとうございます！是非続編見てください！ (2021年2月28日 1時) (レス) id: 0f530ae9f6 (このIDを非表示/違反報告)
とぉと(プロフ) - 新紅葉団子さん» 紅葉団子さーーーん！！！！！いつもありがとうございます！心から大好きです！今更ですが更新頑張ったので是非見てください (2021年2月28日 1時) (レス) id: 0f530ae9f6 (このIDを非表示/違反報告)
因幡 - 続き楽しみにしてます (2020年4月12日 4時) (レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
新紅葉団子 - こんにちは！データ消えた新紅葉団子でスゥー更新頑張ってください！ (2020年2月16日 9時) (レス) id: 59fbe4bf10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とぉと x他1人 | 作成日時：2019年12月9日 19時
