33久しぶりな ページ35
目覚まし時計が鳴って、目が覚めた。
体のだるさはまだ残っている。
下に行くと、誰もいない。
今日はもうお母さん、出て行ったのか。
律儀にお弁当と、置き手紙が置かれている。
A今日は一人で行く。勝手でゴメン。
ラインでそれだけ打って、製かばんの中に入れた。
トーストを食べて、歯を磨く。
制服を着て、髪の毛を整えて･･･
一つ一つの動作が何時もより重い。
今でもまだ、昨日のことが信じられない。
それでも、あったことは事実だし、あれが誰か調べないと。
それに、録音機が無くなった今、完璧に悪役は僕達だ。
それについても考えないといけないし･･･
はぁ、と溜め息が出る。
考えれば考える程、問題が上がってくる。
･･･というか、問題しか無い。
何時もは、ぴくと達が迎えに来る時間。
お母さんが送り出してくれる時間。
･･･僕が、笑顔になれる時間。
一人ってこんなに寂しいんだな。
そう思いながら、家を出た。
正門からでは無く、裏門から入る。
今は誰にも会いたく無い。
カチャッという音が鳴ったのを聞いてから、校舎に入る。
こういう時程、頼りになる人のところへ。
＿＿＿コンコン
｢失礼します。
兄さん、ちょっといいですか？｣
そう言うと、兄さんは廊下に出て来てくれた。
とりあえず、生徒会室に来てもらった。
ns｢どうしたんだ？｣
｢少し聞いて欲しいんだけど･･･｣
僕は兄さんに今までのことを全て話した。
途中、悔しくて泣きそうになったけど最後まで喋りきった。
兄さんはそんな僕の話を最後まで、相槌をうちながら聞いてくれた。
ns｢頑張ったな。
Aは良くやったよ。
俺もできる限りのことはしてみる。
もしかしたら、防犯カメラとかに映ってる場所があるかもしれないから。｣
｢ありがとう、兄さん。｣
本当にその一言に尽きる。
それしか出てこない。
何やかんや言って、一番信頼できる人だ。
あいつらは今は、少し怖い。
ns｢それにしても、何でそこまでしてあいつらは生徒会に入りたいんだ？
そこまでの理由があるか。｣
｢それは･･･｣
確かに此処までする必要なんて無いだろ。
何があいつらを動かしているんだ？
あそこまでさせているんだ？
mb｢兄さん、至急職員室まで来てください。｣
放送が鳴る。
それは本当に至急の予定なのか？
ns｢また今度な。｣
｢あぁ、バイバイ。｣
僕はその場で兄さんに手を振る。
何故か、僕だけ時間が止まっているような感覚がした。
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泣虫 - 泣かせっんといてっやぁ…くそぉ…枕ビッショビショやんけぇ (2022年10月16日 13時) (
レス) id: 8f8400f448 (このIDを非表示/違反報告)
とぉと(プロフ) - 因幡さん» ありがとうございます！是非続編見てください！ (2021年2月28日 1時) (レス) id: 0f530ae9f6 (このIDを非表示/違反報告)
とぉと(プロフ) - 新紅葉団子さん» 紅葉団子さーーーん！！！！！いつもありがとうございます！心から大好きです！今更ですが更新頑張ったので是非見てください (2021年2月28日 1時) (レス) id: 0f530ae9f6 (このIDを非表示/違反報告)
因幡 - 続き楽しみにしてます (2020年4月12日 4時) (レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
新紅葉団子 - こんにちは！データ消えた新紅葉団子でスゥー更新頑張ってください！ (2020年2月16日 9時) (レス) id: 59fbe4bf10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とぉと x他1人 | 作成日時：2019年12月9日 19時
