甘いkiss・甘い誘惑 (ページ10)

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私は用意された部屋で寝るのはいいんだけど

必ず隣に誰かいるって言うのがなんかあれなんだよね

今日の隣は藤井君

藤井「よろしくね！」

『あっ、はい。こちらこそです』

何されるかもわからない状態で元気に言葉を発せる人なんていないだろう

おそらく←

『私もできるだけ早く眠りについた』

でも何時間たって

私は食堂に行った

なにか面白いことがあるんじゃないかと考えた

部屋からこっそりと逃げ出し

食堂に向かった

食堂には電気がついていた

ピンポイントで

誰がいるんだろう？

食堂のドアは透明で少し誰かが見えた

俯いてて誰かは分からなかった

勇気を出して開けてみると

気づいたみたい

その人は

『顕嵐さん？．．．』

顕嵐「あれ？Aちゃんじゃん。どうしたの？」

『なんか抜け出してきました』

顕嵐「見つかったらヤバいよね。俺が怒られちゃうよ」

『ですね。暇です。ところで何してたんですか？』

顕嵐「ん～と考え事」

『そうなんですね。何を考えていたんですか？』

顕嵐「それは秘密だよ！」

『そうですよね。すみません。顕嵐君に一つだけ教えてほしいことあるんですけど』

顕嵐「何？」

『どうやって、ここから逃げ出せるんですか？』

ここの部屋、ルームには

私と顕嵐君しかいないのに

わざと小声で聞いた

顕嵐君にだけ聞こえる声で___