マイキーの嫁は不良の血が流れるお嬢様【佐野万次郎】

猫の手知ってる？ ページ44

家に帰って早速カレー作りを始める。

普段なら手伝ってと言っても手伝わないマイキーが！
自分から台所に来た！！

少し感動しつつ、手を洗い、料理の準備をする。


『それでは〜Aのカレー教室スタート！』
「いえーい！」

ヤンキー2人が家ですることじゃないおふざけに自分で笑ってしまう。



『まず、野菜を洗いましょう〜』

マイキーがじゃがいもと人参たちを洗って、ザルにあげていく。
ここまでは問題なし！


問題は次なんだよね。



『マイキー、一応聞くけど』
「なに？」

『包丁使ったことある？』

「は？喧嘩に道具持ち出すのはナシだろ」

『いや、喧嘩じゃなくて料理のことね』
「ない！」



そう、一番の不安要素はこれ！
左手しか使えない私は包丁が使えない。
果たしてマイキーが代わりに包丁を使えるのか。


あと、火も怖い。


…一度深呼吸して…ふぅー。




『よし、マイキー。コレやって。猫の手』
「こう？」




『はぐぅっ…！！』




可愛すぎだろ！！！！



安易にマイキーに猫の手やらせるんじゃなかった！！
片手でいいのに両手で猫の手をしてくれる。


しかもワケが分からなかったのか、首をかしげながらこっちを見てやってくれる。




無敵のマイキーが！！猫の手って！！(ΦωΦ)






思わずカメラを開いて一枚パシャった。
マイキーもノリノリでポーズを決めてくれる。




可愛いじゃ足りんぞこれ。

私の彼氏最強すぎる。





結局１０分ほど撮影会が始まって、カメラロールは一面猫マイキーだった。

カレーって美味しいね→←甘やかしてあげよう

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