マイキーの嫁は不良の血が流れるお嬢様【佐野万次郎】 (ページ18)

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夏だ！プールだ！ページ18

「「「『夏だぁぁ～！！プールだぁぁぁ～！！』」」」
「「ひゃっほ～い！！」」

待ってました！！(昨日の今日)
夏のビッグイベント、プール！！

結局来れたのはマイキー、ドラケン、エマちゃん。
場地と千冬と三ツ谷、八戒、パーちん、ペーやん。
そして三ツ谷の妹ちゃんたちも夏休みだったから来てくれた！

タケミっちも呼びたかったけど連絡つかなかったから断念。
マイキーも寂しがってた。

12人にしては広すぎるオープン前のプールに東卍メンバー大はしゃぎ。
もちろん私もマイキーも例外じゃない。

『今日はみんな来てくれてありがとう！
　お昼ごはん食べたらやりたいことあるから、13時にはこの広場集合ね！
　それまでは各々自由に楽しんでね～！』

「「「「あざーーーーーす！！！！」」」」

一度解散して、私とマイキー、ドラケン、エマちゃんで回ることにした。
場地は安定の千冬と。

三ツ谷は八戒と妹ちゃんたちと。
パーちんぺーやんも妹ちゃんたちと遊ぶみたい。
ええやつやん。

私たち4人はさっそく流れるプールに行った。

デカすぎて体の半分しか浸からないドラケン。
浮き輪に乗ってるエマちゃんを引っ張ってあげたり、いい男っぷりを発揮している。

ちなみに私とマイキーは絶賛シャチの浮き輪取り合ってる。

「オレが乗る！」
『私のシャチだし！』

こうなったら退かない私たち。
ムーっと睨みあってバシャバシャと水をかけあう。

「マイキー様によこせ！」
『いやいや、そこは嫁に譲りなさいよ！！』

「そんなに乗りてぇなら二人で乗ればいいじゃねぇか」

ドラケンの提案に二人で顔を見合わせる。

『いや、たしかに』
「そうだな。よし、A。せーのでのるぞ」
『いいよ』

「え、そういう感じ？」

嘘でしょという顔をするエマちゃんをよそに、私もマイキーも準備万端。

「『せーの』」

バッシャーーーン！！！

二人いっぺんにシャチに飛び乗るもんだからバランスを崩して、かわいいシャチはぽーんとどこかへ放り出された。

私とマイキーはきれいに水の中にひっくり返った。

「乗り方ってもんがあんだろ！！」

沈んだ私たちを呆れた顔のドラケンが引き上げる。

『ぷっ・・・あはははは！』
「Aの落ち方ヤバかったな！！」
「マイキーも大概だからな」
「も～仲良すぎ～」