ヒーローと甘々。その１０。【仮面ライダー】【スーパー戦隊】

拘り。　ギーツ【浮世英寿】 ページ35

※ギーツスタートおめでとうって事で英寿で１話書きました！(ギーツリクエストはまだ開始しておりません)

ＮＯサイド

Aは勉強の後に１人、夜食を食べる。

夜中にカップ麺だなんて罪深いけど、勉強のご褒美。

ペリペリと蓋を剥がしてお湯を入れる。

３分と言うこのタイムリミットはとても待ち遠しい物だ。

蓋の隙間から漏れる湯気が良い香りを漂わせていた。

タイマーが鳴り、勢い良く蓋を剥がすと思い切り麺を啜る。

『はぁ…やばっ、美味しい……』

夜中に食べる背徳感が美味しさを益々アップさせる。

すると、２階から足音が聞こえて来た。

彼氏の、浮世英寿である。

英寿「まだ勉強やってんの？」

『あ、英寿。ううん。終わったからご褒美に夜食食べてるの』

英寿「ふぅーん」

英寿は特に大した反応も示さず、Aの向かいに座る。

英寿「それ……たぬきうどん？」

『そーだよ。あ、英寿も食べる？』

英寿「いや、要らない」

英寿は少し拗ねた様に呟く。

いつもの自信は何処へ。

普段から特にハキハキしていて、堂々としていて、何でも言うのに何故今はこんなに不貞腐れているのだろう。

こんな彼は見た事が無かった。

『ちょっと英寿。どうしたの？』

英寿「食べるんならたぬきうどんじゃなくてきつねうどんにしろよ」

『え？』

英寿の発言に、Aは間の抜けた声を漏らす。

『何で？たぬきうどん美味しいじゃん。まあきつねうどんも好きだけど』

英寿「だって、俺キツネじゃんか。やっぱりそこは拘って欲しいよなぁ」

『そーゆー事ね』

Aは納得して、微笑む。

『まあまあ、そんなに拘らなくても私は英寿が好きだし。てか、食べ物にまで拘るなんて英寿って意外と子供っぽいトコあるんだね』

英寿「だってさぁ。そんなに美味しそうにたぬきうどんなんか食べられたら、少し引け目を感じると言うか、悔しいし」

『きつねうどんも美味しいって言ってるじゃん』

英寿「たぬきうどんと比べたら？」

『同じ位かな』

英寿「うん。やっぱり悔しい。たぬきには負けたくない」

『拘りが謎過ぎる……』

英寿「俺はね、１番美味しく食べられる自信あるよ」

『何を？と言うか食べられる自信って何？』

Aが首を傾げると、英寿はAに近付き、そっと押し倒す。

英寿「お前を１番美味しく食べられる自信」

そう言って英寿は舌舐めずりをした。





待ってキャラが分からないこれで大丈夫ですか…？((

リク追加キャラは明日発表する予定です！！

✿見ちゃダメ。　ゴースト【深海マコト】→←✿強い人はカッコ良い。　ドンブラザーズ【雉野つよし】

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