37 SC ページ37
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エスクプス視点
昼過ぎに賑やかな3人組が出かけて、一人リビングで静かな時間を堪能している時だった。
ガチャリと宿舎のドアが開く音がした。さっき出かけたばかりなのに、ずいぶん早い帰りだな、なんて思いながら「おかえり」と声をかける。
するとそこには浮かない顔をするホシとスングァンがいた。
スングァニに至っては泣いた形跡すらある。どうかしたのかと声をかけようと思ったけれども、そんなの言える雰囲気ではない。
ホシも「大丈夫か、スングァナ」と細心の気遣いをしているようだった。
スングァニが部屋に入るのを見届けるとリビングへと戻ってくるホシ。
「はぁ〜」と大きなため息を吐きその顔からは疲労が見える。
とりあえず最初の一手として「ディノは？」と尋ねてみる。
「あぁ、たぶんもう少ししたら帰ってくると思う。」
そしてまた「はぁ〜」と深くため息をつく。
お喋りなこいつの事だ、自分から話してくれるだろう、そう思って待っていると、「実はさ」と案の定語り始めた。
ホシの話をまとめると、3人でAさんのお店に行ったけれど、Aさんがディノにデレデレでスングァンがやきもちを妬いてプッチンと切れてしまったと。
なるほど。スングァンも若いなぁなんて苦笑いしながら、コップに入った水を一口飲む。
とりあえず「ディノに何か一言連絡とった方がいいんじゃないか」そう答える。
ホシはすぐさまディノに
「ヒョン達もう帰っているから、気にせずゆっくりしてこいっと」
そう声に出しながら文字を打ちカトクを送る。
その時だった玄関の開く音がして、「ただいま」と聞こえる。
どうやらディノが帰ってきたみたいだ。
ディノはホシが目に入った途端「ヒョン、スングァニヒョンは一体どうしたんですか？」そう言いながら迫ってくる。
「おうおう落ち着けって」とホシが言うと
「僕一人で残されて空気も悪いし、Aさんも落ち込んでいたし大変だったんですよ」そう食い下がる。
「まぁディノ、とりあえず座れって」そう俺が言うと、まだ納得のいっていない顔でとりあえず椅子に座るディノ。
そして「僕にもちゃんと説明して下さいよ」そう言ってホシと俺の顔を交互に見る。
「まぁ簡単に言うと、スングァニがお前にやきもち妬いたってわけさ」俺がそう言う。
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ボッチャ(プロフ) - 千笑さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです♪頑張って更新しますね！ (2021年8月24日 23時) (
レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
千笑 - すごく面白いです!本人の顔を見ているわけでもないのに簡単に想像できてしまって、終始口角が上がりっぱなしでした（笑）更新頑張ってください！！ (2021年8月24日 9時) (レス) id: 14dbb1d17f (このIDを非表示/違反報告)
ボッチャ(プロフ) - anzuさん» コメントありがとうございます。読んだ瞬間嬉しくて笑顔になりました。なんとか完走できるよう頑張りますので引き続き読んでくださると幸いです。 (2020年8月21日 4時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
anzu(プロフ) - お話めちゃくちゃ好きです> <更新されるたびに嬉しくて飛びついて読んでます！笑 無理せずボッチャさんのペースで頑張ってください、素敵なお話をありがとうございます。 (2020年8月20日 0時) (レス) id: 2d5dcafa21 (このIDを非表示/違反報告)
ボッチャ(プロフ) - 〇〇さん» ありがとうございます。頑張って書きます！ (2020年8月18日 1時) (レス) id: be042a805d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ボッチャ | 作成日時：2020年7月30日 5時
