【d!】幽体離脱してた件2【rbr】

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どんな理由なんだろう…。
興味が湧いてドキドキしていると、「正直な」とシャオロンさんは言った。

「正直、今のロボロ…ばりキモイねんな」
『…！？』
「俺が今話しとるAさんと話しとる時のロボロは、そりゃぁ楽しそうにしとった。
 仕事もAさんが手伝ってたんやろ？隈は薄なってくし毎日が楽しそうで、リア充やったな。…あ、リア充ってのはリアルが充実しとる事やで」
『…それくらいわかりますよ』
「ごめんごめん。…で、今のロボロ。
 あのAさんにベタベタしとってなんか知らんけど必死で…。
 …あかん、思い出したら寒気してきた」
『……そ、それで？』
「まぁ簡単に言うとな。今俺が話しとる方のAさんと過ごしとったロボロの方が俺ら的にも有難いねん。…やから、あのロボロに戻せへんのかな、って。」

…成程。

まぁ、今のロボロさんは鬱さんに仕事を任せてるのが多いし、偽物と殆ど一緒にいる。
…仕事のしないダメ人間へと成り果てている。そりゃ軍としては昔の方がいいよね…。


『…でも、無理ですよ』
「…？どうしてなん？」
『シャオロンさんが誘拐された時、あるじゃないですか。』
「あー…。Aさんが助けに来てビビったで。必死に視えんフリしとったわ」
『ですね。…あれからロボロさんの目が覚めて、私話しかけたりしたんです』
「…ほう」
『だけど、反応無くて。…後に、あの時から私の事が視えてないんだ、って理解しました』
「はー……。…ちょっとあれからの話、聞かせてくれへん？」

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