赤色の幼馴染の日常3

よんにん ページ12

『…れいー』






怜「知りませんよ。貴方が溜めたのが悪いんです。まだまだありますからさっさとやって下さい」






『おに』






愚痴をこぼしながら目の前の仕事に取り掛かる。
机の上に山積みになった資料には思わず溜息がでる。







『はぁぁぁぁぁ』







怜「煩いです」






こいつ、人間の心がないな
ちょっとくらい手伝ってくれていいじゃん。


新しい会社との取引や、新商品についての資料
新入社員のこととか…
多すぎて泣きそう。



資料むしゃむしゃ食べたらなくなるかな…
ワンちゃん、怜の資料に混ぜて逃げるか








怜「…社長？」







『わー！！お仕事楽しいなぁぁぁ』







くそ
諦めて目を通していくと、一枚の資料に目が止まる









『…ドーム貸し出しの申請』








ドームとは、我が社が保有する日本最大のドーム
主にジャニーズとか歌手とかのライブの開催地


またジャニーズとかかと思ったんだけど、紙にはまふくんの名前
歌い手でのライブをするらしい


どうしよう…








怜「どうかしましたか？」








『これどうすればいいと思う？』







怜に資料を見せると驚いたような顔で見つめ返される。
なんかうざいから目潰ししてやろうか








怜「…私が処理しときます」







『…？ほーい。ありがとう』








そんなに歌い手驚く？？
そりゃ初めてだからびっくりするかもだけど、
東京ドーム借りるくらい大きくなってるのに


というか、私の活動のことも知ってるでしょ











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ま「そらるさぁぁぁん」








そ「なに」








ま「またドーム断られましたぁぁ」







そ「日本一はあまくないってこと」

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