第6話 ページ7
「え………？」
一人の少年が、部屋で驚きの声をあげていた。つい先日の試合が取られたそのビデオは、彼を翻弄する。
「なんだと！？」
青色のスポットライトに照らされた少年もビデオを見、驚愕の声を上げる。
「あいつ、死んだんじゃ………………」
『なかったのかよ』と言いかけ、赤のスポットライトに照らされた少年が口をつぐんだ。その場に、自分の主が入ってきたからだ。
「おやおや、なにを見ているのですか？」
目を細め、シュートを決めた少女にじっと見入ると、主は少年たちを見た。
「………これはこれは。彼女は、我々にとって戦力となるでしょう。早急に捕らえ、我々側につけなさい」
静かな口調だが、その中には自分の野望へ確実に進む喜びが混じっていた。
「「「はい！」」」
3人は声を揃え、主が部屋から出て行くのを見送った。
「さぁ、どうしようか？」
「彼女は強い。昔からね」
「でも、豪炎寺修也と、同じ手を使うとチームメートに怪しまれるぜ？」
「なら、脅せばいいじゃないか」
「う〜ん。その案はやめておいたほうがいい。彼女がチームメートに話す可能性があるだろ？」
「なら、どうしろっていうんだよ。」
「誘拐とか？」
「いや、それ豪炎寺とかいうやつと同じ計画になるだろ！？」
中学生の発想とは思えない残酷な考えが飛び交う中、彼らは楽しそうに案を練っていた。
いや、違う。彼らは中学生ではない。
宇宙人なのだ。
人としての心を失ってしまった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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結衣(プロフ) - 最新話書いてから何年経っているか分かりませんが、私は続きを書いて欲しいです！楽しみにしてます！ (8月14日 0時) (
レス) @page9 id: d0775f3fa6 (このIDを非表示/違反報告)
夜月桜 - 面白かったです!!!!! なので、続きを書いてくださいお願いします(>_<) 続きを書いてくれるのを楽しみに待ってます!! (2017年3月29日 16時) (レス) id: 889de71093 (このIDを非表示/違反報告)
キバ - 更新停止中かな？でも面白かったので続きお願いします！ (2016年12月29日 14時) (レス) id: 2bc849629d (このIDを非表示/違反報告)
ぽー(プロフ) - 続き読みたいです！お願いします。 (2016年8月28日 12時) (レス) id: 702ea7f364 (このIDを非表示/違反報告)
兎を追うアリス(プロフ) - れぇな×マサキさん» ありがとうございます！これからも宜しくお願いします！ (2016年8月19日 15時) (レス) id: 1185d8e876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎を追うアリス | 作者ホームページ：
作成日時：2016年5月6日 16時
