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各々連絡事項等ある人は食後に共有するので食べ終わっても皆席を立たず座っている。勿論無言では無い。たった7人だが賑やかなくらいだ。
うらたさんの隣に座っている坂田だけはまだ眠たそうな顔をしており口数はいつもより少ない。
全員食べ終わったところで隊長が手を叩く。
それを合図に食堂に一気に静寂が訪れた。
「はい、じゃあ今日も連絡事項ある奴は今言って。」
「はーい」と手を挙げたのは眠たそうに目を擦っている坂田だった。
「この前の骨折完治しましたー。」
この前坂田はうらたさんと二人で出動したのだが、現れた吸血鬼が運悪く強い奴だったのだ。
私達が戦闘に出たばかりの時は相手にもならない雑魚ばかりだったのだけれど、此方の戦闘力が上がったことに気が付いた吸血鬼側が本気を出して来たって訳。
まあ今迄のは、ただの吸血鬼の雑魚達に人間を食い散らかされていたと言うことだ。真の親玉が誰なのか分からない以上、うらたさんと坂田が闘った奴より上が居るのかどうかも分からない。もしかしたらそいつが吸血鬼のトップかもしれないし。
「じゃあ坂田は明日までに体力戻してね。明後日から任務に出る許可を出すから。」
「えーそらるさーん、今日からでも出れますよー。」
「万が一のことがあった時に足引っ張るだけだろ。」
「、、、はぁい。」
不貞腐れている坂田を無視して自身の手を挙げた。
「A、どうした？」
坂田を見ていたその深い碧色の瞳を私に向ける隊長に、気になったことを質問する。
『そのうらたさんと坂田が相手した吸血鬼って、前に隊長が見た奴と一緒ですか？』
「聞いた感じだと同じだと思うんだけど、まだ決定は出来ないかな、うらた君はどう思う？」
「そうっすね、坂田より派手な赤髪で他の奴らとは比べ物にならない強さを感じたってとこしか判断材料無いんすけどね。多分同じ奴だと思います。」
「また彼奴は姿を現すと思うから、見かけ次第闘ったりせず報告って感じで。本当にそこら辺の雑魚と比べ物にならないから皆くれぐれも気を付けて。」
『分かりましたー。』
他の隊員も緩く返事を返す。
警察とは言えかなり特殊なこの部隊は上下関係はかなり緩く、時間さえ守っていれば基本的には怒られない。
唯一のルールとしては死なないこと。
上が何と言おうが私達はお互いが何より大切な仲間なのだ。
仲間さえ居ればそれで良い。
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とこ(プロフ) - 七星さん» そんな風に言って頂けて嬉しいです、ありがとうございます！続編もよろしくお願いします (2021年6月6日 17時) (
レス) id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
とこ(プロフ) - Haoto-ハオトさん» ありがとうございます！嬉しい限りです、 (2021年6月6日 17時) (レス) id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
とこ(プロフ) - 瑠海那さん» ありがとうございます、続編もよろしくお願いします！ (2021年6月6日 17時) (レス) id: f32dc7a6dd (このIDを非表示/違反報告)
七星 - 久々にこんなに面白い話に出会いました…!!!!!ゆっくりでも良いので続編お待ちしております。 (2021年6月6日 16時) (レス) id: f91053f6f0 (このIDを非表示/違反報告)
Haoto-ハオト(プロフ) - めっちゃ面白かったです！！続編も頑張ってください！！応援します！！ (2021年6月6日 2時) (レス) id: 17268be681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とこ | 作成日時：2020年6月7日 20時
