【文スト】百鬼ノ図と隣人【壱】

【暁の狙撃手．弐】 ページ46

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「_________報告します」





ヨコハマにある楼閣の最上階。
そこに慌ただしく人が入っていった。


最短の礼を済ませて慌ただしく口を開く。





「なんだ、騒々しく………」




ポートマフィア幹部の中原中也は顔をしかめた。
それに黒ずくめの部下は怯えるが、首領森鴎外手で先を促す。




「今現在、この楼閣の周りを…………、動物によって包囲されています」



「んぁ？」




その言葉に、森と中也は首をかしげる。
動物に包囲されている？

森は立ち上がり背後にあった窓から下を見下ろす。



「珍妙だね。
これは、………………」




森は厳しくまゆを寄せる。
種類を問わない様々な生き物達。
街の鳥に犬猫、普段は山にこもるであろうハクビシンやイタチetc……。



そこに、コツコツと一匹の鳶が窓をくちばしで叩いた。




それは、中原中也には見覚えがあるもので________





「____真逆、アイツに何かあったのか！？」







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部隊はすぐに編成され、創作班が作られた。





捜索と云っても案内人のネコのあとを駆けていくだけだったが。
その先には血溜まりとそこに横たわる少女が。





かすかに生きの残る少女は、首領の指示のもと治療室へと運ばれた。




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とある某高層マンションの屋上。
狙撃ポイントとしては絶好の場所。






強風が吹き付けるそこに中原中也はたっていた。




火薬痕が出た縁から、点々と血の跡がついているのを確認する。




それを辿ると、暫く続き反対側の淵まで続いて途切れていた。
断崖絶壁の下をのぞくと、赤いシミが見える。




登る前に確認したが、プロヒットマンの死体だった。


それも無残に、マンションから落ちた後に肉を喰いちぎられ、裂かれ、啄まれた明らかに人の行雑ではないような。




「…………テメェらが殺ったのか？」




中也の目線の先には、黒の烏。
“カー、”と鳴いてどこかへと飛び立っていく。





否定か肯定か、考えるまでを無い。




飛び降りたのは決して自害ではないだろう。







「Aの報復か」








それは、アイツが一番嫌いそうなものだ。
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【暁の狙撃手．弐】

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もうすぐ話数が満たん…


ふと、思ったけど

江戸川乱歩ＶＳコナン・ドイルとか楽しそう。
そこに原典のエドガー・アラン・ポーとか混ぜて推理戦……………。


と思ったけど、そこまでの考察力がないと気がついたこの頃。

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