【文スト】百鬼ノ図と隣人【壱】

【暁の狙撃手．壱】 ページ45

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___それは、予告無くやってきた____









高層マンションの屋上。
寝そべり、ナニカを覗く男がいた。






「距離･５００ヤード




風速･５




前方から誤差･１．５




標的補足




発砲許可を、」







無線に向かって呟く。


しかし、その目はスコープの先にある少女から外れない。
甘栗色の髪をした、長髪の少女から。






「__________了解




カウントスタート




three、two、one_____________shot！」






躊躇もなく、引き金を引いた。


サイレンサーにより鈍い音が響く。
ライフルは火を吹き、一発の弾丸は逸れることなく標的へと向かい____________、







少女、__土佐 A__の命を奪う。






__________________
______________
_________







その時、
私は“ナニカ”に気がつき振り返った。





それは日頃の行いが良かったからか、将また、ただの偶然か、それとも何者かの陰謀か。






『あ"ッ_____________』







幸運な事に、振り向くことで私が身体の軸をずらした事で私の心臓を貫くはずの弾丸は左肩に。




考える暇なく更にもう一発弾丸が飛んできたけれど、既に痛みで痛覚が狂っていたからどこに当たったかはわからなかった。







痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛痛い痛い痛い痛い痛いい痛いイタイイタイイイタイイタイイタイイタイタイイタイ___________








衝撃で、身体はコンクリートの壁に叩きつけられる。



頭をぶつけて脳を揺らしたのか意識が遠のく。






何故こんな事になったのか





常常そう考える。


この前日常の喜びを噛み締めたばかりなのに。






自分の身体から流れ出た、赤に沈みながらぼんやりと考える。

薄れゆく意識の中、首にぶら下げていた音無し笛を吹いた。








『“________________ッ”』







無意識のうちにニヤリと嗤い、手招く死に身を任せる。









カー、カー、と遠くで烏がなく声がした。
血染めの少女を弔うように。
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【暁の狙撃手．壱】

貯めて書いたものすべて消費した(´-ω-｡` )
ら、来週ぐらいから夏休みだから時間ができるはず……。

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