第五十三話 ページ8
〜カナside〜
立花「心配か？」
後ろから、仙蔵が来た。伊助は、あたしの直属の後輩だからな。心配はする。
氷上「少し、な。」
…っ！！何やらこの学園のものでは無い気配を感じた。それは、仙蔵も同じだったらしく…
立花「曲者！」
走って行った仙蔵の視線の先には、この学園の様子を伺っているかのような怪しい奴がいた。迷わずあたしも追うことにした。
氷上「仙蔵、どうだった？」
立花「…あぁ…曲者を逃がしちゃったじゃないですか！！」
小松田「サイン！」
あー、小松田さんに捕まったか…少しでも敷地から出たり入ったりすれば、出門票や入門票にサインをしろと言う。
へっぽこ事務員とは言われているが、侵入者の気配を察知するのは優れている。
氷上「仙蔵、学園長先生に報告へ行くぞ。」
立花「…あぁ。」
少し仙蔵は不貞腐れ気味だったが、行くと頷いてくれた。
学園長「そうか、見ている者がいたと…立花仙蔵、こっちに来なさい。氷上カナ、お前は合図があるまで目を瞑って耳を塞ぎなさい。」
氷上/立花「はい。」
あたしは言われた通り、目を瞑って耳を塞ぎ、合図があるまで待った。
ﾄﾝﾄﾝ
肩を叩かれたから、もう大丈夫だろう。
学園長「立花仙蔵、もう行きなさい。氷上カナ、今後のためにいつでも動けるように準備しておきなさい。」
氷上/立花「はっ！」
仙蔵が学園長先生の庵から出て行ったから、あたしももう行こうと思った。
学園長「あー！忘れておった！カナ、急いで仙蔵の後を負いなさい。そして、山田伝蔵にこう伝えるのじゃ！ ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ」
氷上「わかりました。すぐ支度をして行ってきます。」
しっかりしている様でしっかりしていない、我が学園長。こういう時に忘れていたは、辞めてもらいたい…
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H - ありがとうございますm(_ _)m (2022年4月9日 17時) (
レス) id: 60762efae4 (このIDを非表示/違反報告)
*:.｡.kana .｡.:*(プロフ) - Hさん» すいません、今すぐ直しますね！指摘してくださって、ありがとうございます。 (2022年4月9日 12時) (レス) id: e2385a5b08 (このIDを非表示/違反報告)
H - 名前が反映されず、(夢主)表記になります (2022年4月9日 12時) (レス) @page1 id: 60762efae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*:.｡.kana.｡.:* x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a05ced32431/
作成日時：2022年4月9日 11時
