第八十四話 ページ38
〜カナside〜
今は、良い子は眠っている時間帯の夜。小平太・長次・文次郎そしてあたしは、昼間から六年生の間で見張っていた山の中にいる。
敵の気配を感じ取ったからだ。まず、小平太が先に近づき木の影に隠れ、あたしらに指示を飛ばす事になっている。
…来た、指示だ。先に長次、次にあたし、文次郎、そして最後に小平太の順で進む。
文次郎がライトを気配のする方へ照らす。すると、タソガレドキ忍軍の忍装束を来た奴がいた。
七松「いたぞ！」
長次が縄鏢、あたしが流星錘で攻撃を仕掛ける。
潮江「外した！」
しかし、あたしらの攻撃をいとも簡単に躱した。そして素早く森の奥深くへと入り込んでいく。それをあたしらは追いかける。
こんなに深追いしてしまっていいのだろうか…っ！！そうか、これはきっと逃止の術！となれば、狙われるは園田村！！
クソッ、急いで戻らねば！！あたしは足を反対方向へと向け、急いで来た道を戻った。今はあいつらに伝えている暇もない。
あたしを探されるかもしれないが、その時はその時だ。
〜No side〜
潮江「完全に気配が消えたぞ。」
そこで文次郎が奴を追うのを止めた。そこに小平太も合流する。
七松「文次郎。これは図られたぞ。」
潮江「しまった、逃止の術か！」
少し遅れて長次も合流した。そして、ここでカナ以外の全員が図られ、逃止の術を使った事に気付いた。
中在家「奴は村へ…」
そして、村へと向かったのも気が付いた。
潮江「よし、急いで戻るぞ！！あれ、カナはどこ行ったんだ？」
七松「本当だ…連れ去られたか？」
中在家「それは無いはずだ…」
カナがいなくなったのにも今気付いた三人。
潮江「長次。お前、カナと一緒じゃなかったのか？」
その質問に長次は、首を横にフルフルと振った。
中在家「文次郎と一緒にいると思っていた。」
と、文次郎に向かって言った。三人ともカナがいなくなって少しばかり、混乱していた。
だが、取り敢えず迷子になっても、村には帰って来れるだろうと言うことで、三人とも急いで村へと向かった。
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H - ありがとうございますm(_ _)m (2022年4月9日 17時) (
レス) id: 60762efae4 (このIDを非表示/違反報告)
*:.｡.kana .｡.:*(プロフ) - Hさん» すいません、今すぐ直しますね！指摘してくださって、ありがとうございます。 (2022年4月9日 12時) (レス) id: e2385a5b08 (このIDを非表示/違反報告)
H - 名前が反映されず、(夢主)表記になります (2022年4月9日 12時) (レス) @page1 id: 60762efae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*:.｡.kana.｡.:* x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a05ced32431/
作成日時：2022年4月9日 11時
