第七十九話 ページ33
〜カナside〜
土井「お、カナ。やっと着いたか… 」
氷上「えぇ、ついさっき着きました。」
土井先生があたしの近くを通りかかってあたしに気づいた。そして、土井先生は縄を持ちながら来た。土井先生、一体何をするんだろうか。
土井「これから、火薬委員会で村に繋がる川の橋を落とすんだ。その準備をするから、カナも手伝ってくれ。後、落とす時も手伝って欲しい。」
氷上「わかりました、すぐ行きます。」
橋を落とすのか。園田村に侵入しずらくするのだろう。そうすれば、鉄砲隊などの近距離の攻略が難しくなるはずだからな。
土井「よし。なら、仮の火薬庫に行って火薬を持ってきてくれ。」
氷上「了解です、行ってきます。」
あたしは、さっきキューちゃんを置いてきた仮の火薬庫に向かうため、足を動かした。
えーっと、土井先生に頼まれた火薬は…あ、あった、あった。これを持って早く土井先生や兵助たちがいる所へ戻ろう。土井先生はさっき、陣営具の近くにいると言っていたな。
… ん?何か匂うな。この匂いは…煙…誰だ、火を使っているやつは。
バンッ
っ!? 銃声、何が起きたんだ!? あたしは、土井先生たちがいる方へと走り出した。
氷上「おい、何があった!?」
竹谷「あ、カナ先輩!そんなに焦らなくても大丈夫ですよ。タソガレドキの斥候が、功を焦ったようです。
ですが、虎若のお父上と照星さんがこられて、何とか皆怪我も無く大事には至りませんでした。」
急いで走ってきたあたしに、五年ろ組の竹谷八左ヱ門が答えてくれた。タソガレドキの斥候が功を焦ったのか…
まぁ、誰にも怪我がなくて安心なんだが、こういうことに関しては、心臓がいくつあっても足りそうにない。
手潟「よくぞ、おいでくださいました。」
虎若のお父上「我ら佐武衆、喜んで加勢いたす。」
だが、一体手潟さんはどうやって虎若のお父上たち、佐武を呼んだんだろうか…まぁいいか。今は橋を落とす準備をしよう。
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H - ありがとうございますm(_ _)m (2022年4月9日 17時) (レス) id: 60762efae4 (このIDを非表示/違反報告)
*:.。.kana .。.:*(プロフ) - Hさん» すいません、今すぐ直しますね!指摘してくださって、ありがとうございます。 (2022年4月9日 12時) (レス) id: e2385a5b08 (このIDを非表示/違反報告)
H - 名前が反映されず、(夢主)表記になります (2022年4月9日 12時) (レス) @page1 id: 60762efae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*:.。.kana.。.:* x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a05ced32431/
作成日時:2022年4月9日 11時