第五十六話 ページ11
〜カナside〜
利吉「じ、実は!カクカク、シカジカで!」
兄さんはまた、さっきあたしが聞いた時みたいに、将棋の駒のパペットと鹿のパペットを持って言った。
猪名寺「何ですか、利吉さん…」
摂津の「全然わかんない…」
福富「うん…」
兄さん、まだやってる…多分、分からないと言って欲しいんだろう。
利吉「だ、だよねぇ。」
土井「利吉君、利害が一致したんだね。」
利吉「はい、土井先生…」
よかったな、兄さん。言って欲しいこと言って貰えて、土井にもわかって貰えて。
山田「で、お前たちは何を見たんだ?」
咳払いをしてから、山田先生が土井先生と一緒に帰ってきた奴らに聞いた。
猪名寺「はい。それが…カクカク」
きり丸・しんベヱ「シカジカでして!」
氷上/利吉「ダァ!!」 ←お約束の転け
今度はこいつらかよ…乱太郎は将棋の駒の着ぐるみで、きり丸としんベヱは鹿の着ぐるみを着て言った。
あたしと兄さん以外は苦笑い。あたしと兄さんは、まさか真似るなど思ってなかったので転けた。
土井「で、お前たちはタソガレドキ忍者に付けられたんだな。」
山田「しんベヱに似た怪しい男が、包帯だらけの大男忍者と森の中で?」
山田先生が日向先生に、日向先生が雷蔵に目配せをした。
不破「三郎。」
鉢屋「心得た! …それって…こんな顔だった?」
そう言って三郎が見せたのは、変装。しかも、オーマガトキ城城主・大間賀時曲時の顔だ。でも何で城主が森の中で?
猪名寺「あぁ!こんな顔でした!」
土井「これは、オーマガトキ城主の大間賀時曲時の顔だぞ?」
加藤[あ、カナ先輩。実は、オオマガトキ城の城主がお城から姿を消していると、きり丸が情報…というか、噂を掴んだんです。]
あたしが考え込んでいたからか、団蔵が教えてくれた。それは初めて聞いた噂だな…だが、噂ではなく今確実に情報になった。
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H - ありがとうございますm(_ _)m (2022年4月9日 17時) (レス) id: 60762efae4 (このIDを非表示/違反報告)
*:.。.kana .。.:*(プロフ) - Hさん» すいません、今すぐ直しますね!指摘してくださって、ありがとうございます。 (2022年4月9日 12時) (レス) id: e2385a5b08 (このIDを非表示/違反報告)
H - 名前が反映されず、(夢主)表記になります (2022年4月9日 12時) (レス) @page1 id: 60762efae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*:.。.kana.。.:* x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a05ced32431/
作成日時:2022年4月9日 11時